「今日から使える電磁気学」  
竹内 淳著, 講談社


ISBN4-06-155659-2, 20065月発行

 

目次

1章 電磁気学の基本法則の発見

2章 マクスウェルの方程式

3章 電磁波と光

4章 エレクトロニクスと電気工学へ

5章 マクスウェルの方程式の高度な理解

 

「まえがき」より

 マクスウェルの方程式で代表される電磁気学は、理系大学生にとっての実質上の必修科目です。しかし、4年間の大学教育を終えた人たちに聞いてみると、残念ながらその中身を理解している割合は低いようです。

 理解できない理由は、二つほど考えられます。
 一つは、高校の物理とのつながりがわからないことです。多くの学生が、高校で学んだ物理学の知識をリセットして、何のバックグラウンドも無い状態から大学の電磁気学を学びます。このため、せっかく高校で習った知識がほとんど何の役にも立たないのです。
 もう一つは、電磁気学では、空間に広がった電界(電場)や磁界(磁場)を取り扱うので、数学としてベクトル解析の知識を必要とすることです。ベクトル解析を理解できる学生も多くはないので、電磁気学を理解できる学生の割合も限られてしまいます。

 本書は、高校の物理とのつながりを良くし、なおかつ、ベクトル解析の解説も含みました。多くの方にとって、無理なく移行できると思います。また、ベクトル解析は、電磁気学と一緒に学ぶほうが、「数学」として単独で学ぶよりはるかにわかりやすいのです。本書を読んでいただけば、電磁気学が決して難解な学問ではなく、読者の身近な存在であることがおわかりいただけるでしょう。



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