早稲田ラテン

<アメリカス>研究


 「<アメリカス>研究の杜」が目指すのは、複数のアメリカ大陸諸国、すなわち1492年のコロンブスの航海に始まる歴史を共有する総体を見据えた研究(姿勢)である。ここではもっぱらラテンアメリカが念頭にあるものの、アメリカ合州国──本サイトではもっぱら「米国」と呼ぶことにする──を入れて考えてみてもいいと思う(普通、この物言いは立場が逆だよね)。
 米国だけを研究をして、「私、アメリカのことやってます」なんて天真爛漫にいってはいけない。まあ、なかなかそうもいかないのだけど、複数形の「アメリカス」、総体としての「アメリカス」を少しでも意識するのとまったくしないのとでは、学問的繊細さにおいてきっと差が出るはずだ。かくいう私も、ペルーの個別研究から出発して、ラテンアメリカ思想文化史そして「アメリカス」研究へと向かう、いまだ途上にあるに過ぎないにしても。
 そしてまた重要なのは、<アメリカス>で生起している現象がいかに私たちの身近な問題と結びついているかをとらえる想像力だ。<アメリカス>研究は<アメリカス>さえも越えていかなければならないのだ。【2007.03.20改】


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