ノース・ウエスタン大学における親への情報提供』(PARENT HANDBOOK 2004-2005

の主なポイント

 

副学長ウィリアム・J・バニス氏をはじめ、担当の方から懇切な説明を受けた。ここではPARENT HANDBOOKをもとに、親への情報伝達のポイントを明らかにしておきたい。

 

 

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◎キャンパスへの転居

 

転居日に求められること

 学生寮は9月14日火曜日午前8時に開く。チェックインは一日を通して随時受け付けているので8時ちょうどに到着する必要はない。父母を対象としたプログラム(7-8ページ参照)は午後1時に始まり、学生の最初の全員参加会議は午後730分より学生寮で催される。

 転居日には、寮の玄関付近の駐車スペースは荷降ろしのため専用にあけてある。子供の転居する学生寮に着いたら、所定の場所に限られた時間(1-2時間)駐車してよい。車からの荷降ろしが終わると次の到着者に場所を譲るため大学警察官がキャンパス内かエバンストンの駐車場に誘導する。

 “Wildcat Welcome”のTシャツを着たノースウエスタンの学生は、各学生寮においてあなた方を歓迎し、荷物の箱やスーツケースを運ぶのを手伝う。転居日には多くの新しい人間関係が始まると分かるだろう。学生や他の父母に自己紹介するのはほんのちょっとの時間で、ひょっとしたらカリフォルニアかニューヨークから来た父母が、あなたが持ってくるのを忘れたねじ回しや金槌を貸してくれるかもしれない。

 あなたの子供は新居への定住(家具の配置、装飾、必要物資の買出しなど)を始めるにあたってあなたの協力は歓迎され必要だろうが、彼らはこれらの仕事を新しい友人やルームメイト、寮の仲間と共有したいかもしれない。

 父母の方々はしばしば何時に発つべきかを質問してくる。最初の水曜日の朝は、学生は学校のミーティングや学科顧問・Peer Advisers・学生寮助手も参加する集会に出席するためとても忙しくなるだろう。彼らはまた、クラス分け試験を受け、履修登録をし、参加必須の多くの“Essential NU”研究集会に参加し、そして互いに知り合う為に時間を費やすだろう。多くの父母は水曜日のいずれの時間か、遅くとも木曜日には家に帰るよう手配している。

 キャンパスへ自宅通学する学生は、火曜日午前11時から午後7時まで催されている自宅通学生オリエンテーションへの参加が勧められている。

 

パソコンや荷物の輸送

 大学寮の居住者で転居日以前にいくつか荷物を送るつもりの者は次の手順に従うべき。パソコンは送ることもできるが、自分自身でキャンパスまで運んでくることを我々は強く勧める。

     運送会社を選ぶ。荷物追跡情報や配達証明のサービスを提供しているものを選ぶのが最適である。(UPSFedExDHLなど)

     配達日は99日より早くないように頼むこと。それより前に到着した荷物は送り主のもとに送り返される。その期日に近い日に荷物が届くことが大変重要である。

     配送するものそれぞれの箱に以下のように宛名を書く;

学生氏名

学生寮名

学生寮住所、部屋番号

Evanston,Illinois 60201

     ノースウエスタン大学パッケージング・センター・サービスは、914日以前に小さい小包は各学生の部屋に運んでおく。大きなものや遅くに着いたものはそのまま保管しておく。もし到着した時に部屋に荷物がなかったら、写真付き身分証明を持って寮の郵便物保管室に荷物を請求に来るように。受け取り時間は郵便物保管室に掲示される。

 

キャンパスへの行き方

 ミシガン湖岸シカゴ北部に位置するノースウエスタン大学エバンストンキャンパスは自動車や公共交通機関を用いて簡単に来られる。

車で

 西部と北部からは、Tri-StateTollwayEdens Expressway(1-94)でデンスター通り出口まで。デンスター通りを東にエバンストンのシカゴ通りまで道なりに進む。そしてキャンパスに向かって左に曲がる。南部からは湖岸道を北にシェリダン通りまで走る。シェリダン通りをたどりエバンストンに行きノースウエスタンを目指す。

空港から

 オヘア国際空港とミッドウェイ空港からは来るにはいくつかの手段がある。最新の情報についてはwww.univsvcs.northwestern.edu/Parking/airport.htm.を参照のこと。

 ノースウエスタン大学では、エアポート・エクスプレス、ミッドウエスト・リムジン、ABCリムジンサービスと交渉のうえ割引料金の契約を行っている。

 エアポート・エクスプレスは、予約乗車を基礎としており、また一般に相乗りサービスを提供する主導的な輸送機関である。エバンストンならびにシカゴキャンパスとオヘア国際空港をむすぶバスのみを運行している。

 ミッドウエスト・リムジンとABCリムジンサービスはオヘア国際空港とミッドウェイ空港の両方へのノースウエスタン大学提携の割引リムジンバスを運行している。料金は団体割引よりも安くなっている。

 タクシーも空港からの交通手段として利用できる。郊外タクシーの多くはエバンストンキャンパスとオヘア国際空港・ミッドウェイ空港の間で一律料金を設定している。オヘア国際空港からの標準料金は24ドル、ミッドウェイ空港からは41ドルである。

 空港からの来かたについての詳細な情報が必要な人はランディー・ヘンリー宛てに電話で847-491-8122か、メールで[email protected]まで。

電車で

 アムトラックはシカゴのユニオン駅に到着する。そこからタクシーに乗るか、歩いて3ブロック北のユニオン・パシフィック近郊列車(Metra)ターミナルか5ブロック東のCTAへ。

市内交通機関

 シカゴ中心部よりMetraに乗ってエバンストンのデイビス通りまでか、CTAでエバンストンのデイビス通りまたはフォスター通りへ。これらの停留所からはキャンパスまで徒歩で行ける。

 

 

◎新入生週間:父母向けのイベント

 

914日火曜日

正午から午後1時:キャンパスツアー

 学部公認事務所によるエバンストンキャンパスの散策ツアー。ヒンマン通り1801に集合。当日の午後2時と水曜日の午前10時にも開催。

 

午後1230分から130分:学生寮長レセプション

 学生寮に住まう学生の父母対象。午後1245分から寮長の演説。それぞれの学生寮において。

 

午後1時から2時:父母への情報提供集会

 ノリス大学センターで同時に行われる以下の七つの集会の中から少なくとも一つ選んで参加のこと。当日の午後2時と水曜日の午前9時にも開催される。

・食事について

フードサービスの代表がキャンパスにおいて提供されるおおよその食事を提供。学生の 参加も歓迎。ノースウエスタン・ルームにおいて。詳細はwww.northwestern.edu/nucuisine参照。

・あなたの学生を支援するには

 カウンセリング・サイコロジカルサービス(CAPS)の代表がノースウエスタン生の知的かつ感情的な安寧を高めるために両親や家族がどうするべきかを討論する。オハイオ・ステイト・ルームにおいて。

・大学キャリアサービス

 UCSスタッフが大学における学術的経験とキャリア構築に関する展望についてをサービス、プログラム、新入生対象のイベントの概要を踏まえながら提案。ミシガン・ルームにて。

・キャンパスの安全について

 大学警察の警官がキャンパスの中と外において安全かつ犯罪被害者にならないように過ごすためのアドバイスを行う。ルイス・ルームにおいて。

・保健サービスと学生保険

 学生のノースウエスタン大学における健康管理の基礎について学ぶ。Purdue Roomにおいて。

・学生生活の概要

 学生関係センター、大学司祭事務所、大学居住生活、男子学生社交クラブ・女子学生社交クラブ事務所、ラテンアメリカ系人学生問題、アジア系アメリカ人学生問題、アフリカ系アメリカ人学生問題らの代表者の話を聴く。マコーミック講堂において。

・パートナーとしてのノースウエスタン大学と父母

 学生部長と学部の代表者が父母と学校の協力体制の目指すところと、父母らがいかに助けになるかを議論する。ルイス・ルーム北において。

 

午後2時から3時:父母への情報提供集会

 前項参照。ノリス大学センターにおいて。全ての集会は水曜日の午前9時にも開催。

 

午後2時から3時:キャンパスツアー

 正午から1時の項目参照。 

 

午後3時:学部情報集会

 学部の代表にノリス大学センターにおいて会う。

     Judd A. and Marjorie 人文科学部、ルイス・ルームにおいて。

     コミュニケーション学部、ノースウエスタン・ルームにおいて。

     教育・社会政策学部、インディアナ・ルームにおいて。

     Robert R. MaCormick 工学・応用科学部、マコーミック講堂において。

     Medill 報道学部、Purdue Roomにおいて。

     音楽学部、ミシガン・ルームにおいて。

 

午後4時:大学総長と学生業務副総長による演説

 ヘンリー・S・ビーネン総長とウィリアム・J・バニス副総長が父母にむけて語る。ピック・ステイガーコンサートホールにて。

 

午後5時:両親対象のプレジデントレセプション

 略式の歓迎会で教員や理事、他の父母に会って話をする。ノリス大学センター東の庭にて。

 

午後5時:Carnival of Resources

  学部、学生業務部の代表に会う。ノリス大学センター一階において。

 

午後7時:父母らの公開討論会

 学生業務の副総長、父母会会員、学生らがノースウエスタン大学生の父母との対話に参加。ノリス大学センター、マコーミック講堂において。

 

午後8時:父母らのティータイム

 ノリス大学センター、ルイス・ルームにおいて。

 

915日水曜日

午前9時から10時:父母への情報提供集会

 火曜日午後1時から2時の項目参照。

 

午前10時から11時:キャンパスツアー

 火曜日正午から午後1時の項目参照。

 

 

     大学生活と教育

学部教育について概括することは大学の本質の分散化のため難しいが、大学学部における教育と研究はノースウエスタン大学において長く重要とされてきた。;6個に大別される学部があり、それぞれには無数の学部教育課程があり、それぞれの学部によって関係のある自治体とともに多様な資格課程が設定されている。そして、それぞれの学部が、広さ(一般教養)と深さ(専攻を通じての特定分野の専門知識)を学生が楽しむことを確実にするのに努力しているのだが、核心的な教育課程や一般に共有される学術的な資格は存在していない。

学部長らはmusic-theatreや国際研究、認知科学といった学部間プログラムを築くことで多様な学部にわたる大学資源への接触を容易にしようと協力している。中央執行部はさらに、特別な事務所(留学事務所、特別研究事務所、the University Academic Advising Center)を通じて学部の境界を超越させる学術的活動を統合することによってそういった機会をより増やしている。the University Academic Advising Centerはノースウエスタン大学の学部間で転属することを考えている学生に対し詳細なアドバイスをすることや、大学健康専門顧問を設けることや医学部への推薦サービスをおこなっている。

 

カリキュラム

 ノースウエスタン大学各学部のカリキュラムは教員によって決定されている。これらは、卒業に必須なものと、新しい学習プログラムや新しいコースの認可といったものを含んでいる。結果として、学士号に必要な単位の数のようなことでは各学部によって異なることがあり(MaCormick工学・応用科学部は48、音楽学部ではプログラムに応じて48かそれ以上、他の4つの学部では45)、“実地的”課外活動経験(Medill 報道学部、教育・社会政策学部においてのみ)などの事柄でも異なっている。しかしながら、多くの構造においては似通っている。:各学部は一般教養で教育の広さを、各専攻での集約的な講座学習で深い研究を義務付けている。また、各学部では学生の自主的な研究の続行や学部生同士による建設的な研究を奨励し、ひときわ知的な功績を“栄誉”を与えての卒業やそれに近い称号を与えることなどでたたえる。大学には年度中や夏期休暇に学部管理の学生研究の費用を払う特別基金がある。

 加えて、学部管理のもとでのキャンパスにおける単位認定の自主的研究機会に加えて、ノースウエスタン大学では単位を認定するものとしないもの両方のシカゴ近郊やその他の地におけるインターンシップの機会を提供している。Art Institute, Field Museum, Lyric Operaや多くの非営利社会福祉機関、また多くの大小の会社のようなシカゴにある機関は年度中や夏期休暇中にノースウエスタン大学実習生を迎えるホストとして協力してくれている。しばしばそのホスト役の機関に関する研究論文は単位認定に必要な物となる。さらに、大学と外部の日常世界の連関は工学連携プログラム、教育・社会政策学部の実務学習における実習科目と認定証、報道学科のマスメディア教育プログラム、シカゴ・フィールドスタディーなどのプログラムによって築かれている。

 

教職員

 ノースウエスタン大学の講師陣はさまざまな経験を持つ人々によって構成されている。多くが伝統的な博士号を持っているか、それに近い特定の専門分野の高度な資格を持つ教員や学者である。その他の人々は、最終資格や重大な専門的業績を持つ人々である。例えば、シカゴ交響楽団のメンバーは音楽学部の教授団に、現役記者は報道学部で教鞭を執り、演劇や他の芸術の専門家はコミュニケーション学部で教えている。教職員は、授業に自らの研究や専門的職業を結びつけることに対して責任を負っている。;そしてこれは、学生に最新の情報を提供することだけではなく、もともとの研究の興奮や研究分野に関係する職業的見地に学生を触れさせなくてはいけない。

 

教職員アドバイザー

 各新入生は一年次に一般的に15人のグループの一員として属し、教職員の一人とともに履修過程を決めていく。その教職員アドバイザーとの学期の価値は、学生が自らの学問的興味を事前にじっくり熟考していることやノースウエスタン大学が何を提供することができるのかという知識を持っていることによって高められる。同様に、多くのノースウエスタン新入生は先進的実力テストプログラム、国際学士号プログラム、高校の成績を含まないで大学キャンパスで修了したコースなどによって外部のあらかじめ取得した単位を伴って入学してくる。そのような単位はより先進的なコースへの転向に用いることができる;これらはしばしば一年次のプログラムのなかで批判的な構成要素となっている。最後に、多くの実力テスト、特に外国語と化学のテストは、一年次が始まる前の夏にオンラインで提供されている。

 学生は関連するテストを受けその結果を一年次の学習計画をたてる際に使うべきである。新入生アドバイザーのほかに、各学部にはそれぞれの学部長事務所に配属されており、学校の資格などについての知識が豊富でキャンパスのいたるところの事務所・プログラム・サービスに関する有益な情報をしばしば提供してくれるアドバイザーのチームがある。

 

学籍登録

 新入生は新入生週間中、アドバイザーがコース計画を認め決定した後履修登録を行う。コース説明は学部カタログと学籍事務所のウェブサイトwww.registrar.northwestern.eduに載っている。

 学部では効果的な教育および学習の確保のため、多くのコースで登録人員を制限している。登録が締め切られる事もあるので、それぞれの登録について予備の選択肢を計画しておいたほうがよい。何千もの学生が一日のうちに登録しなくてはならず、また、登録手続きは幾分混沌としているため新入生履修登録の間はきわめて問題が多い。

 次の学期からは学生は早めの登録に参加することもできる。登録優先権は上級クラスの学生に与えられる;優先権は学生の学籍番号によってそれぞれのクラスでローテーションする。

 

学業評価

 学生の学業評価に関する決定は、学生が履修登録した各学部の教授陣の責任である。

 

試験

 標準的なコースの試験は学期を通して行われる。中間試験は学期の第3週から第5週にかけて行われることが多い。 期末試験は各学期の最終週に行われる。早めの期末試験は許可されていない。学生のやむを得ない事情の場合のみ講師と学部長は期末試験への欠席許可を出す事ができる。普通、そのような許可は試験日以前にあらかじめ申請されていなくてはならない。

 

評価体系

 次のような体系が成績点の平均を算出するのに用いられている。

 もし、XYの評価を変えて単位を取得したいのならば、次の学期の終わりまでに不足分を補わなくてはいけなく、さもなければ単位は没収される。人文科学部では評価XYの変更願いは学部長事務所でなされる。Kの評価は卒業までに解決されなくてはならない。未解消のKYとなり、成績点の平均に再算出される。

 


評価    点数

A    4.0

A−   3.7

B+   3.3

B    3.0

B−   2.7

C+   2.3

C    2.0

C−   1.7

D    1・0

 

 

評価  点数  備考

 F  0   落第

 K      研究途中

N      無得点・無単位

P      単位認定

S      充分(単位なし授業)

U      不十分(単位なし授業)  

X  0   単位不認定

       (期末試験落第)

Y  0   単位不認定

       (研究未完成)

 


成績表

 家族教育権利とプライバシー行動規約に従い、成績表はもはや両親のもとには郵送しない。ノースウエスタン大学生は両親に成績を公表し討論することの全ての責任を負っている。

 2003年秋の時点で、学生は学期の成績表のコピーをCAESARへのオンラインアクセスによってダウンロードすることや、学籍事務所から成績表を郵便で受け取ることを依頼することもできる。

 父母であるあなたは、子供にCAESARで成績表のコピーを印刷させて取得することや、学籍事務所にあなた宛に成績表のコピーを郵送するように頼ませることができる。

 

仮及第期間

 各学部はそれぞれの学生の成績を評価し他の要因を計算に加えるかもしれないが、仮及第期間は評価C以下のものを学期に二個以上取った際に課される。仮及第期間は不足分が補われたら取り払われる。

 仮及第期間について憶えておくいくつかのポイントがある。

     仮及第期間は懲罰よりも効果的だと考えられている。

     仮及第期間に身を置く事は学生と学部の対話をもたらす。

     仮及第期間は学生の恒久的な学業記録とはならない。

 

退学処分

 以下の場合において学生は学業不足のため退学が命じられる

     仮及第期間にあってもその学業成績が向上しないとき

     いずれの学期や夏季講習において半分以上の科目で落第したとき

     学位に見合う充分な進歩を遂げなかったとき

 学生の累積学業成績は退学処分を含める全ての場合において考慮される。基本方針として、新入生の仮及第期間は延長が学生と大学にとって最適である場合に限り第三学期まで延長されうる。そのような考慮は成績が学生の適正欠如や甚だしい学業怠慢を示している新入生に対してはなされない。

 

高水準な学業の確保

 ノースウエスタン大学は学術研究の高い水準を確保するため努力している。学生は盗作やカンニング、その他の学業における不正などの罪がF評価から停学・退学などの処分をこうむらせると知っている。学業における不正行為の責めを負っている学生は罪が係争中であったり不正行為の調査報告がなされたコースの登録変更はできない。学業の不正行為に関するパンフレットは各学部の事務所や学生業務副総長提携の事務所で配布している。

優秀学生の顕彰

成績優秀者名簿

 成績優秀者名簿に載るのに必要な学期ごとの平均評定は各学部によって異なる。ある学部では3.7点、その他の学部では4.0点となっている。学生事務所に要問い合わせのこと。

 

学業栄誉

 各学部の卒業生の上位16%が優等栄誉のある学位が与えられ、これはノースウエスタン大学におけるすべての学業成績によって決定される。最上位3%の学生には最優等学位が与えられ、その次の5%の学生には準優等学位、さらにその次の8%の学生に優等学位が与えられる。

 部門別の栄誉称号は未開分野における研究や研究プロジェクトと関連して各部門で卓越した研究を行った卒業生に送られる。学生は各学部によってこれらの栄誉称号に推薦される。学部の教授陣が最終決定に携わる。

 

名誉学位組織

 優秀な学問業績や他の卓越した業績はまた、学生にある特定の名誉組織の会員資格を与える。次にあげる組織の新会員は、各年の学位授与式において発表される。

     人文学部門:Phi Beta Kappa

     コミュニケーション部門:Zeta Phi Eta

     工学部門:Eta Kappa Nu, Kappa Theta Epsilon, Omega Chi Epsilon, Pi Tau Sigma, Tau Beta Pi

     報道学部門:Kappa Tau Alpha

     音楽部門:Pi Kappa Lambda

 

学業オプション

インターンシップとフィールドスタディー

 多彩な学部や学科の後援で多くのキャンパス外フィールドスタディーやインターンシップ、他の研究機会がノースウエスタン大学生に提供されている。それらプログラムは非常に多様で、あるものは授業やセミナーと連動しておこなわれ、あるものは固定給が給付され、あるものはキャンパスでの生活から離れて行うことを必要とする。その他の情報については各学部の学生事務所に問い合わせること。

 

海外留学

 留学が学生の専門分野研究を高める場合において、適任な学生が海外留学することをノースウエスタン大学は奨励している。学部や専攻に関わらず多くの学生は、ノースウエスタン大学の在学期間の早いうちに留学計画をたてることで海外留学を可能にし、且つ4年以内に卒業できるようにすべきである。海外留学プログラムの詳細な情報は、ダートマス・プレイス630にある海外留学事務所(847/467-6400)に問い合わせるか、ウェブサイトwww.northwestern.edu/studyabroad を参照。

 

特別研究機関

 外部の特別研究機関は別の業績評価をノースウエスタン大生に授与する。もっとも栄誉あるもののなかには、Marshal, Rhodes, Fulbright, Luce, Truman Fellowshipなどがある。特別研究事務所の協力によって、学生はそれらの機会にたいする優先権を持ち、また、現行の研究や学士研究と同じくらい基礎的なものや海外に留学・旅行するようにエキゾチックなものに資金を提供する他の多くの提案について知る事ができる。加えて、国立科学財団やJavitsなどの専門特別研究機関は、人文学・社会科学・科学・工学の分野で博士号を取得しながら研究を行ってきた20人以上のノースウエスタン大学卒業生の研究・調査の資金提供を引き受けてきた。3種類目の特別研究機関は国際組織やアメリカ政府、州政府の政策起案者の才能がある学生に適合するものである。

 特別研究機関の研究業務でもっとも栄誉ある個人を認定する責務を負う委員会は、知的好奇心・地域奉仕への献身さ・国際理解への志向が、高性能な学問・ビジネス・政策起案で成功すると示している学生を求めている。

 詳細な情報については、定期的にアップデートされる特別研究事務所のウェブサイトwww.northwestern.edu/fellowships にアクセスするか、電話847/491-2617まで。専門特別研究ガイドはシェリダン通り1940の特別研究事務所にて配布。

 

単位振替認定

 他の教育機関の授業をとり、その単位をノースウエスタン大学の単位に振替たいと考えている学生は、事前許可がひつようである。この単位認定方法は、夏期休暇中と授業期間になされる研究に対して適応される。許可申請書は各学部の学生事務所で配布。

 

ノースウエスタン大学学部間転属

 他の学部への転属を希望する学生は大学要項と希望する学部に規定されている学部要項に従うこと。協力を求める際は、履修登録事務所(847/491-5234)・大学学術アドバイスセンター(847/467-3900)または転属を希望する学部に問い合わせること。学部の情報については31ページを参照。

 

学術アドバイスと支援:

さらに進んだ機構、大学学術アドバイスセンター

 大学学術アドバイスセンターは、学科や教科の教員アドバイザーや様々な学生事務所のアドバイスをさらに補う。その任務は、人生の到達点に矛盾のない重要な教育計画の構築をしている学生を支援することである。健全な理論やカウンセリングや教育の知識に基づく学術アドバイスの方法を用いながら、センターの職員は教育機関の必要条件・方針・手続き・機構・プログラムなどの時節に合い正確な情報を提供する。

 The pre-health professionsに加えて、大学学術アドバイスセンターは学部の境界をまたぐ事柄に関して特に重きをおきながら、学問的なカウンセリングやアドバイス、情報提供を学部生に対して行っている。センターは学生が、大学内の6つの学部間での転属の可能性を考えること、複数の学部において2つの専攻と2つの学位を取得すること、学生の興味と要望に見合うプログラムを選択すること、各学部の枠を越えた学術的問題の解決を行うことなどを手伝っている。

 

Pre-Medical and Pre-Health Professions Advising

 ノースウエスタン大学のどの6つの学部にも保健職業に興味を持っている学生が見受けられる。そのような学生は、大学学術アドバイスセンターを通じて特別なアドバイスを受けることができる。また、センターでは医学・歯学職業学校プログラムへの適応している学生のための推薦サービスを行っている。これらのサービスについてはwww.notrhwestern.edu/advising-center を参照。

 

学習スキルと試験を受ける際の戦術

 大学学術アドバイスセンターではさらに各学期にいくつかの研究集会を開催し、学生がより効率的な学習スキルと新しい試験受験方法を学べる機会を作っている。これらの研究集会に関する詳細はwww.northwestern.edu/advising-center/events/index.html を参照。

 

The Writing Place

  The Writing Placeはノースウエスタン大学生のための文書資源センターである。物を書くことに非常に優れている学部生は特別に、物を書く全ての段階において他の学生の手助けができるように訓練されている。The Writing Placeのコンサルタントは論文にいち早く取り掛かるよう執筆者を手伝う−課題の分析、題目の絞込み、研究課題の選定、アイディアの考案など。また、下書きの評価、校訂、編集でも執筆者を手伝う。多くの学生は論文執筆の様々な段階で助けを得ようと23回はWriting Placeを訪れる。このようなマンツーマンの指導のほかに、論文をメールで[email protected]に送り読者の感想や校訂提案をうけるサービスがある。コンサルタントはメールでの論文校訂は行っていないが、次に何をするべきかの提案を行っている。コンサルタントは電話(847/467-2791)でも対応してくれる。The Writing Placeは蔵書の中核をなすものが保管されている大学図書館北タワーの2304号室にある。

 

学部在学条件(URR

 学部在学条件(URR)は200191日に学部登録条件に代わって定められた。URRは学生がノースウエスタン大学の学士号を取得した際には彼らの大部分−間違いなくもっとも進歩的な一部分においても−は通常授業期間にノースウエスタンの専任学生として大学教授陣の指導のもと研究を完成させたという前提のもと想定されている。このように、“在学している”ということは、学生は秋・冬・春学期にノースウエスタン大学に所属し、大学教授陣に教わり彼らの管理の元に置かれ、3個以上の単位を取得するという事を意味している。それには例えば、教育・社会政策学部の実習科目や報道学部のマスメディア教育なども含まれている。海外留学や工学部の協同工学プログラムはこれには含まれない。

 URRは学士号取得を目指す学部生にのみ適応される。その条項は以下の通り。

     新入生で4年制プログラムに属する人は12学期の間在学しなくてはならず、2つの学部にまたがる統合学位プログラム(あるいは2学位プログラム)では15学期在学する必要がある。

     Advanced Placementや国際学士号プログラムによって取得した12単位で4学期分の在学期間が免除される。;公認の海外留学で取得したうち最大12単位;ノースウエスタン大学の“試験による単位認定”で取得した単位;ノースウエスタンの専任(full-time)以下の学生登録で取得した単位;在学期間最後の3つの学期に先駆けて他の(国内の)大学で取得した単位のうち振替認定された最大4単位。そのような各単位はURRから一学期の免除が付与される。

     学部転属生は転属を決めた時点で在学条件を持つこととなる;どんな場合であっても6学期以下か23単位以下に条件は定められる。ひとたび決定されると、URRは上に挙げたような免除の可能性には左右されない。

     夏期休暇中のノースウエスタン大学の講習で3単位以上取得した学生はURRから一学期が免除される。第二の免除は次の夏期講習において4単位を取得したものに。

     ノースウエスタン大学の留学の単位を取得した学生は学位授与前最後の3つの学期に在学しなくてはならない。また、最終学年で留学する場合は学位授与前の全6学期のうち5つの学期に在学しなくてはならない。

     一学期のうちで4単位以上取得した学生は、これらの単位が卒業を早めるのに使われる場合において過積載の問責を受けさせられる。(飛び級は、24項で挙げられた免除をふくめ全ての学期を学生が修了し、卒業時に単位累計が単一学位プログラムでは12単位以下、2つの学部にまたがる2学位プログラムでは15単位以下であるときに発生する。)

     学生はURRの変更を学生副部長、学部教育副部長、大学履修登録係、2つの異なる学部の学部長からなる Residence Requirement Appeals委員会に求めることができる。ちなみにこの学部長は三年任期で各学部の持ち回りで任じられる。

その他の情報、解説、URRの申請書については履修登録事務所へ。

卒業

 卒業予定日の一年前に学生は卒業申請書を提出しなくてはならない。6月卒業を計画している者は3年次の春学期に申請書を提出するべき。工学・応用科学部の学生はMcCormick Records Officeに、教育・社会政策学部の学生は学部の学生業務事務所に、その他の学部生は履修登録事務所へ申請書を提出する。

 4年生は4月に特別行事事務所から卒業指示を含む手紙が届く。この手紙の受け取りがすなわち学位授与要件に見合っているということを示すものではない。全学学位授与式は毎年6月に開催される。またそれぞれの学部が個々の卒業式を催す。

 

大学からの退学

 各学期の履修登録の後、退学を希望する学生は履修登録事務所にある退学届をただちに提出しなくてはならない。サインも含めて記入した退学届は履修登録事務所に。退学したもので復学したい者は復学申請書を再入学予定日の6週間前に履修登録事務所に提出しなくてはならない。

 

 

◎ 学生生活と各種サービス

学生業務副部長と学生部長

 この事務所は、質問や提案、心配ごとを抱える両親が最初に接触するところである。父母対象プログラムや新入生週間を催す。また、学生業務副部長はセクシャルハラスメントの苦情や正規の教育システムの監視を行っている。父母は [email protected] にメールするか847/491-8430に電話で連絡がとれる。

 

キャンパスにおける活動

 ノースウエスタン大学では課外活動が教育上の経験として非常に重要な部分を占めている。大学では学生の多様な興味を取り囲む幅広い活動を提案している。200405年のスケジュール手帳はコンサートや演劇、その他の催物の日程が加えられている。ノリス大学センター(学生会)にあるCenter for Student Involvementでは学生のための社会的・文化的・教育的なプログラムを計画・実行している。正課活動や課外活動は大学のいたるところで行われ、それら活動はAthletics and RecreationによるクラブスポーツからMulticultural Center の様々な団体のプログラムにまで及んでいる。全ての学生にとってそのような活動への参加機会は日常的なものとなっている。

 

カウンセリングと心理学的なサービス

 在学期間中のある期間において、多くの学生は学術や競争的な抑圧、人間関係、社会問題、全体的な発展変化、家族の問題などに対する感情調整に問題を抱える。家族や友人という旧来の支援網から離れている学生は、安全で支援的、かつ客観的な問題解決法である専門家によるカウンセリングから得るものが多いだろう。

 カウンセリングと心理学サービス(CAPS)の心理学者・精神科医・心理療法医を含む専門的職員は学生がノースウエスタン大学において総合的な学習経験を積めるように貢献している。CAPSのサービスには個人心理カウンセリング・精神医学と薬物療法の協議・心理療法グループ・心理学教育・必要な際の大学外部専門家の紹介・問題相談と介入といったことを含んでいる。患者と療法士の間の守秘義務が固く守られている学生は保証されている。CAPS外部の者は患者である学生の紙面による許可がない限りカウンセリングの内容を知る事はできない。

 専任学生は在学中、CAPSの療法士による診察を最大12回まで無料で受診できる。相談は事前予約が必要である。また、月曜から金曜の正午から午後2時までは予約なしで診察を受けられる。CAPSの療法士は緊急時に備えて24時間年中無休で電話による対応ができる。予約やより詳しい情報については847/491-2151に電話。

 

キャンパスの多様性

 ノースウエスタン大学の施設価値は、全ての人種・民族・国籍・宗教の学生や教員、職員の歓迎される環境整備を含んでいる。次に挙げるセンターやサービスは大学のこの重要な責務を果たす助けとなっている。

 

アフリカ系アメリカ人学生に関する業務

 この事務所のサービスや活動には、個人的問題や学術的・職業的問題にたいするアドバイスや支援が含まれており、それらは数学・科学・経済・ライティングの個別指導、レセプションや講義、プログラムへの後援などがある。それらは学業功績の披露や社会的はけ口・文化的な強化を提供し、そしてノースウエスタン大学のアフリカ系アメリカ人学生のコミュニティーの窮乏と悩みを表明している。

 

アジア人/アジア系アメリカ人学生に関する業務

 この事務所はノースウエスタン大学のアジア人学生・アジア系アメリカ人学生やその団体の為の文化的な繊細なアドバイス、カウンセリング、支援、プログラムや情報提供を行っている。これらのサービスはアジア人ならびにアジア系アメリカ人学生の困窮を表明すると同時に、学業における成功・専門的な発展・文化的強化・社会的増進を促進している。

 

ヒスパニック/ラテンアメリカ系人学生に関する業務

 この事務所は、ヒスパニックやラテンアメリカ系の学生に対し、学業的・職業的・社会的・文化的特徴の発展を激励する支援やサービス、プログラムの提供を行っている。また、事務所はヒスパニックやラテンアメリカ系の学生・教員・職員・交友の強い共同体意識をより強くするサービスやプログラムを実行することに専心している。

 

国際事務所

 留学生は国際事務所において自らや家族の助力者に会う事ができる。主に移民に関係することに主眼が置かれているが、様々な国の留学生の学業経験を増幅するさまざまなサービスやプログラムが提供されている。

 

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、性同一性障害者への支援

 レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、性同一性障害者の学生は二箇所でサポートが受けられる。LGBT支援網は各部局間/各学部間の委員会で、定期的に“Safe Space Training”を開催している。ノリス大学センターにあるLGBT情報センター共同体への興味をそそるプログラムやサービス、情報にアクセスできる安全な場所である。

 

多文化センター

 多文化センター(MCC)は異文化交流の成熟の促進を奨励し多様で多文化的な世界で学生が暮し、働く準備を手助けするプログラムや活動、研究集会を計画・実行している。MCCは学生自らの文化や背景を探究する機会、他の人々の経験や視点を自分のものと比較しながら理解する機会、異なる場所からきた学生との会話に加わる機会、そして異文化理解の成熟に関係するスキルの向上の機会を与えてきた。また、MCCは民族的・文化的学生組織のための支援とサービスを行っている。

 

女性センター

 女性センターは、女性の学生・教員・職員のための安息所や集会所として尽力してきた。サービスには教育的プログラムの計画、唱道、カウンセリング、情報提供が含まれる。

 

男子学生社交クラブライフと女子学生社交クラブライフ

 おおよそ35%の学部生は男子学生社交クラブや女子学生社交クラブに属している。それぞれの学生クラブは新入会員の募集(新人勧誘)を冬学期の最初の23週間に行う。いくつかの男子学生クラブと少しの女子学生クラブは新人勧誘を春学期にも行う。学生クラブの詳しい情報は夏期休暇と秋学期にそれぞれの学生に郵送される。

 

ノリス大学センター

 ノリス大学センターはノースウエスタン大学コミュニティーに教育的で楽しい機会を提供しながら様々なプログラム、施設、サービスを提案している。多くの事業的な空間に加えて、センターには学生の手助けをする専任のスタッフがいる。ノリス大学センターは、Center for Student Involvement, Events Planning and Production, Student Organization Finance Offices の本拠であり、これら全ては学生団体とともに社会的・教育的・娯楽的プログラムを計画し実行している。ノリス大学センターはまた、小さなセルフサービスのUS郵便施設、ATMセンター(US Bank)、数多くの食事施設、集会所などが便利に使えるようにしている。これらの他に以下のようなものがある。

  ARTica スタジオ         Dittmar記念ギャラリー

  視聴覚サービス          ゲーム室

  書店とコンビニエンスストア    ロッカー室

  切符売り場            遺失物預かり所

  出納係事務所           短期コース

  Cat’s Corner(レンタルビデオ)  ノリス・アウトドア

  コピーセンター          Willie’sフードコート

  

障害を持つ学生へのサービス

 障害を持つ学生へのサービス(SSD)は障害のある学生に対し、無理のない学問と周囲設備を促進するために各種のサービスや支援を行っている。SSDは障害のある学生の自決権を奨励し、全てのキャンパスコミュニティーを接触することの論争に巻き込ませている。ノースウエスタン大学は障害を持つ学生の自立心・権利・尊厳を尊重し、誰にも設備を要求することを強制せず傷害を持っていることを明らかにするようなことはしない。詳細情報は847/467-5530(voice), 847/467-5533(TTY), [email protected] まで。

 

オリエンテーションと学生移入

 Orientation and Student Transition事務所は、学生をノースウエスタン大学での生活に順応させるのを進めるための新入生週間・ファミリーウィークエンドや他のプログラムとサービスに責任がある。新入生週間やファミリーウィークエンドの情報については、

www.northwestern.edu/newstudentwek

www.northwestern.edu/parent/familyweekend.html を参照のこと。

 

大学キャリアサービス

 大学キャリアサービス(UCS)は幅広い職業や雇用サービスを大学生に提供している。

     キャリア相談は専攻の選択、大学院や専門学校、雇用機会といった進路決定をしようとするのを手助けする。

     キャリア探究や大学院・専門学校、インターンシップ準備などの題目の研究集会や特別講演など教育的なプログラムの実施は知識や技術の取得に役立っている。例えば、UCSの年に一回のキャリア対話イベントは1年生や2年生が様々な分野の専門家との対話の夕べで職業経歴の流れについてより多くのことを学ぶことができる。UCSが出資している他のイベントにはClass Conference, Career Week, Campus Recruiting Expo, New York City Recruiting Dayなどがある。

     経験に基づく教育は学生がインターンシップを通じて直接的な経験を得ることを可能にしている。また、情報提供をする面接や個人指導プログラムはキャリアへの興味を探究する異なる方法を学生に与えている。UCSはまた、毎年インターンシップの配属に適する学生をキャンパスで採用する様々な雇主を迎える。

     雇用サービスは非常勤・夏季・全時間就業の従業員を求めている職場や組織と学生を結びつける。UCSは卒業生が常勤の専門職に就くことができるよう手助けし、雇用情報の一覧が載った唯一のオンラインデータベースの管理をし、雇主への履歴書紹介を手配し、そして国のトップの雇用者による会談を催す。

学生はUCS 847/491-3700に電話をして面会予約をとることができる。詳細情報は、

www.northwestern.edu/careers に。

 

大学司祭/アリス・ミラー礼拝堂と宗教センター

 アリス・ミラー礼拝堂と宗教センターは大学における宗教表現の中心地となっている。大学礼拝は授業期間中の日曜午前11時から行われる。礼拝堂は礼拝の方法やプログラムにおいて多様である。一般的にプロテスタントのしきたりによっている一方で、サービスは全ての宗派の信者に開かれており、しばしば客員牧師が招かれて説教壇に上がる。宗教センターは、ほんの23例を挙げるとイスラム教徒のJuma’a礼拝・仏教徒の瞑想・イスラエル人の民族舞踊などの特別なイベントやサービスを、討論グループや講演、パイプオルガン演奏会、コンサート、演劇などの開催とともに行っている。司祭は学生との立ち寄りならびに事前予約による個人面談を歓迎している。

 他のサービスと学生の活動を計画する大学宗教関係センターは

  Canterbury Northwestern

  (監督教会派/英国教会派)        847/328-8654

    Louis and Saeree Fiedler

  Hillel Center(ユダヤ教)          847/328-0650

  Sheil Center

  (ローマカトリック)           847/328-4648

    Tannenbaum Chabad House

    (ユダヤ教)               847/869-8060

    University Christian Ministry

    (長老教会派/メソジスト派)       847/864-2320

    University Lutheran Center

    (ルター派)               847/864-7849

 また、キャンパスのいたるところに礼拝の為に集る宗教グループやプログラムが多数ある。その例が、Baha’iクラブや仏教勉強会、大学キリスト十字軍、キリスト教科学組織、イスラム文化圏学生組織などである。詳細は大学司祭847/491-7256へ。

 

大学保健サービス

 大学ではサールホールにて保健サービス管理している。保健サービスの職員は医者・診察専門医・准看護師・看護師・医療サポート職員からなっている。クリニックは放射線や検査部門を含む診察や治療を行っている。薬局は学生に対しリーズナブルな値段でのサービスを行っている。

 最初の学期登録の少なくとも60日前までに新入生は全員、大学入学のための健康条件に見合っているか証明するために健康記録書を記入し提出しなくてはならない。全ての専任学生は保健サービスを第一段階の医療提供者として利用する資格がある。有資格学生は保健サービスにおける多くの外来サービス、例えば医者の診察や検査などのことは無料で受けることができる。非専任学生は学期ごとにこの資格を購入することができる。保健サービスの職員は専門診察を受けるように学生に言うこともある。入院治療の必要な学生は、キャンパスから2マイルも離れていないエバンストン病院(Ridge通り2650847/570-2000)に収容される。外来サービスや入院治療にかかる全ての費用は学生自身と健康保険による負担となる。

 専任学生は入院保険に必ず加入していなければならない。ノースウエスタン大学の学生健康保険に関するパンフレットは入学生に送られ、また、保健サービスの保険事務所でも同じ物を配布している。

 最初の学期登録の少なくとも60日前までに新入生は全員、入院保険の保険証券番号と会社名をノースウエスタン大学の保険プランを選ばなかった場合には記入して、健康保険適用範囲選択書を記入し提出しなくてはならない。ノースウエスタン大学保険プランを選ばなかった学生は次の年度までそのプランに加入することはできない。

 保健サービスでは深刻な健康問題が発生した場合に両親と連絡をとることを勧めており、ほとんどの学生がそのようにしている。しかしながら、18歳以上の学生が両親への告知を拒否している場合には、保健サービスは彼らの秘密を守る義務がある。

 

大学の住宅および食事サービス

 入学許可の出た学生は授業料と賃貸前金を払うと住宅申し込みを勧められる。大学住宅供給事務所は大学で紹介可能な住宅タイプに関する詳細な解説をウェブサイトwww.northwestern.edu/housing/freshman にある住宅申し込みと同時に提供している。申請情報や住宅パンフレット、申請用紙の郵送はもう行っていないことを注意するように。

 大学住宅供給事務所はキャンパス内での住宅供給と同室者割り当てに責任をもっている。事務所は学生の好みに添うため力を尽くすが、スペースが限られているので全ての学生が第一希望の寮や同室者に割り当てられるとは限らない。

 7月の終わりに、部屋の割り当て、同室者の名前、オンライン住宅契約に関する情報をノースウエスタン大学のメールアカウントを通じて入学生にメールで送られる。学生の住宅予約の確認のために、受け取ってから二週間以内にオンライン契約書を記入しなくてはならない。

 秋学期の家賃と食費請求書は8月中旬に郵送される。復学生で次の年度に滞在する部屋を申し込む場合は、その前の春学期に申し込むように。手続きの方法と配属の優先権に関する完全な詳細情報は春学期の初めに発行される。手続きによって最初の住宅配属を受け取る学生と順番待ち名簿に先に配属が決まった学生からの取り消しが申請される夏の間載る学生が生じる。順番待ち名簿に載っている学生は新年度が始まる秋学期には大学内の住宅を提供される。

 食堂は5つの大きな学生寮(Allison, Elder, Foster-Walker Complex, Sargent, 1835 Hinman Avenue)ともっとも大きなWillardにある。週に20食が提供され、大学休暇中は出されない。食堂のない寮の者はこの6箇所の食堂で食事を摂れる。

 

大学寮生活

 およそ4250人の学部生が寮に、900人が学生クラブ会館に住み、残りの2600人が家やキャンパス外の下宿から通っている。ほとんどの大学寮の部屋は二人部屋だが、一人部屋・三人部屋・四人部屋もある。各居住ユニットに一人以上の寮生補佐係(RAs)が配置されている。成熟性や感受性の為に選ばれたこれらの上級生・大学院生は寮のアドバイザーとして活動する。寮の職員は大学寮生活事務所に管理されている。また、それぞれの大きな寮や小さな家の集りには寮への人の出入りを管理する寮管理人と常勤の地域管理人がいる。職員は共同意識を高め、各学生の成長と発展を促す支援やプログラム提供を行っている。 

 

Wild Card

 学生証であるWild Cardは図書館カードや寮生の食事カードとして使われ、キャッシュカードやATMカードとしても使われる。また、Henry Crown Sports PavilionNorris Aquatics Centerへの入場や、体育行事への参加を可能にする。

 

 

◎ 大学基本方針と諸手続き

FERPA

 家族教育権利とプライバシー法(FERPA)のもと、全ての学生は学業成績に関するある権利を持つ。同様に大学は学生の学業成績(階級や懲戒事項を含む)などの両親を含む第三者への情報公開にあたってある義務を持つ。より詳しいFERPAの条文は学籍係のウェブサイト www.registrar.northwestern.edu/ferpa まで。

 

学生懲戒システム

 違反行為懲戒を申し立てられた場合、学生業務課の職員がその学生に会い、争点の行為に関して話し合い必要であればどのような裁可が好ましいか決める。責めを負ったひとは提案された行政上の処分を受け入れるか、大学諮問・抗議制度(UHAS)や性的暴行諮問・抗議制度(SAHAS)やキャンパス裁判手続きを通して問題解決を要求することができる。UHAS学生・教員委員会では大学寮職員やアドバイザー、個人対個人の話し合いで解決されなかった論争や懲戒上の不満を解決しようとする。UHAS では大学や学生が他の学生に対しての訴えを起こすことができる。違反の例として行き過ぎる騒音、肉体的虐待、所有物の窃盗・損傷、大学施設への不法侵入、破壊行為を含む。学問における不正は各学部長によって解決される。以上の事柄に関する処罰は、矯正観察期間、停学、ノースウエスタン大学からの退学を含む。詳細は、コミュニティーガイドや学生手引きを参照のこと。

オンラインでは www.northwestern.edu/handbook

 

ドラッグやアルコールに関する大学基本方針

 ほとんどの入学生はアルコールやドラッグにさらされており、そうであろうとなかろうと、これらの物をどのような状況下で使うのか決断している。あなたの子供は飲むように仲間が強いる場面に出くわすだろう。そのため、子供が新しい環境のなかでこのような問題とどう向き合っていく以下を話し合うべきである。

 ノースウエスタン大学の学生は21歳以下の者へのアルコール類販売と21歳以下の者のアルコール所有を禁止しているイリノイ州法に従っている。イリノイ州法ではまた、21歳以下の者に対して不正に書かれ印刷された身分証明や身分証のコピーを売ったり与えたりする行為に対しても処罰が加えられる。また、イリノイ州法では偽造運転免許や身分証の使用に対し厳しい処罰を与える。

 アルコールの濫用、麻薬や規制されたものの違法利用は使用者の健康や福祉、地域住民の安全に対する深刻な脅威である。アルコールや麻薬に関する事件に巻き込まれた学生は法的・懲戒行動に直面する事となる。また、アルコール(麻薬)中毒カウンセラーの審査を受ける事が必要となることもあり、必要であれば教育や治療の強制的なプログラムへの参加が必要となる。そのような事件に繰り返し関わる学生や既述の治療に従わない学生はよりいっそう厳しい処罰がなされ、それらには無期限の観察期間・停学・大学居住スペース(寮・寄宿学校・学生クラブ会館)からの追放が含まれている。

 

 

◎ キャンパスにおける安全性と交通機関

安全性

 我々の多くが大学のキャンパスを日常生活の問題や抑圧からの避難所のように考えるがちな一方で、そのような孤立した存在であった日々はもはや過去のことである。ノースウエスタン大学の市街地/郊外地という立地には様々な利点があるが、立地がはらむ潜在的な問題からは免れられない。多くの父母は学生業務副部長協会に安全性に関する心配から電話をかけてくることだろう。

 

大学警察

 大学警察はよく訓練され犯罪抑止・法の行使・駐車場整理・特別行事の警備・緊急時の取り締まりなどを含む業務を行う警官を雇用している。多くの大学警察官は大学の学位を保有しており、全員が完全法律行使権をもつ警察学校卒業生である。事務所は週7日24時間開いている。多数の容易く利用できる屋内・屋外緊急電話はキャンパスのいたるところから直接大学警察につながる。

 主なキャンパスにおける問題は盗難であり、敷地内の暴力犯罪は比較的珍しい。物理的環境の安全性促進に注意が咲かれていたが、キャンパスでの安全性に重要であるのは学生の自覚である。大学警察官は全ての新入生を対象に講演を行い、犯罪の防止や寮の安全のために学生が協力できる事や個人の身の安全を確保する適切な用心方法を話し合う。キャンパスにおける犯罪の統計は大学警察のウェブサイト

 www.northwestern.edu/up/about/statistics.html に掲載される。

 

学生送迎サービス

 学生送迎サービスは授業期間中、週7日午後8時30分から午前2時30分まで行っている。サービスの会員やノースウエスタン大学生は学生・教員・職員をサービス適用範囲内のキャンパス外の目的地まで車で送る。送迎には二人一組のチームが派遣され、交代勤務の当番のうち少なくともひとチームは男性女性の混合チームである。学生送迎サービスは847/491-7000へ。

 

個人財産の盗難に対する保険適用範囲

 大学内に住む学生は、両親の住宅保険がキャンパスでの所有物の盗難保証に適用されるかを確認する事が勧められている。大学によって提供される保険は、大学によって所有されている物のみに適用されるということを知っておく事が重要である。教員・職員・学生によって所有されているものは所有者によって保険がかけられなくてはならない。大学は大学が所有する物以外の所有物に関しては責任を負いかねる。

 

交通機関

自動車

 キャンパスの駐車場は限られているので、大学内に住む新入生は車を所有する事が禁じられている。学内に住む2年生と3年生はRyan Fieldの駐車許可を購入する事ができる。学内に住む4年生は主要駐車場の利用許可を購入できる。学生は大学駐車場委員会にこれらの規則の例外措置を申請できる。もし許可が下りたら、学生は駐車場を利用する全ての学生に求められる駐車許可を購入しなくてはならない。

 

シャトルバスサービス

 エバンストンキャンパスにおいて秋・冬・春学期の間、シャトルバスが運行される。バスは午後9時から午前3時まで15分間隔で、計画されている大学の休暇を除いて週7日運行される。運行時間はキャンパスの明示された停留所に張り出され、また、オンラインで www.univsvcs.northwestern.edu/Parking/inter.htm でも見られる。ウェブサイトは地域のショッピングモールへの交通手段を提供する“shop’n ride”サービスやシカゴへの送迎を行うサービスについての情報も得られる。

 

自転車

 キャンパスにおいて自転車は一般的な交通手段である。大学にはエバンストンキャンパスの中に2.5マイルの自転車道があり、エバンストンの自転車優先道路と結びついている。大学内に駐輪される自転車は大学警察に登録し、自転車ラックや自転車駐輪室を含む定められた場所に駐輪しなくてはいけない。手すりや階段、障害者用スロープに鍵をかけてくくられた自転車や廊下や玄関、寮や研究棟の部屋におかれたものは火事の際に危険であり、所有者の責任で移動されなくてはいけない。

 

◎ 学生資金

父母はしばしば学生の雑費に関して質問してくる。想像の通り、日々の生活でノースウエスタン大学生が使う金額は個人や金銭援助によって非常に異なっている。ある学生は他の学生が50ドル使っているところを一週間に10ドルで何とか暮らしている。資金援助事務所のガイドラインでは雑費としての支給額を週に45ドルとしている。雑費の一覧の内訳は、軽食や雑貨、社会活動、洗濯、娯楽などで、本や電話は含まれていない。おもな変動し易い予算は社会行事や洋服である。

 

銀行

エバンストン銀行は学生預金口座を歓迎している。学生は50ドル以下の小切手をBursar’s事務所に有効な学生証(Wild Card)を提示し小切手一枚につき50セント払うことによって現金に換えることができる。小切手は支払い可能かつ換金可能なものでなければならない。

ATMはノリス大学センター、Henry Crown Sports Pavilion, Norris Aquatics Center, Scott Hallそばの大学広場にある。学生は大学学生証や銀行カードが発行されるまでトラベラーズチェックを使うこともできる。多くの商店ではデビットカードが使える。

 

学生フィナンシャルサービス

  学生フィナンシャルサービスでは、学生やその家族がノースウエスタン大学の教育費用の複雑な支払い手続きを進む手伝いをしている。www.northwestern.edu/sfs にアクセスするか、[email protected] でカウンセラーへの連絡がとれる。

 

資金援助

 大学の資金援助プログラムでは適格であるのに援助がなければノースウエスタン大学に通えない学生を支援する。寄付金・貸付金・アルバイトを含む資金援助は専任学部生に行われ、需要に基づいて与えられる。学生は毎年、援助を再申請しなくてはいけない。再申請に必要な者は2月中旬に学生のもとに郵送される。例年、再申請の締め切りは51日となっている。援助を受けていない家族が金銭状態で劇的な変化をきたした場合には、資金援助事務所に情報やカウンセリングを求めて連絡をとったほうがよい。

 

請求書と支払い

 学生口座事務所は学生の請求書、学費・手数料・家賃および食費の回収に責任がある。各請求書にも示されている支払い期限は、秋学期では91日、冬学期では11日、春学期は41日である。締め切りを過ぎての支払いには罰金が課せられる。請求書のコピーを学生口座事務所に請求したほうがよい。請求書が届かなかった場合における支払期限の延長は認めない。学生はそれぞれの口座について www.northwestern.edu/caesar CAESARにログインして確認できる。ネットによる請求および支払いサービスであるeBill & ePay はノースウエスタン大学の学生と家族であれば手数料無しで利用できる。学生は彼らの両親に対しオンラインで請求書を見て支払いを行う権限を与えることもできる。学生はCAESAR を通じてeBill & ePayにアクセスする。大学は、9PAYという学費・手数料分割払いプランを用意し、両親は授業料を分割し7月に始まる9ヶ月月賦払いをすることができる。次の年度の9PAY申請は5月が締め切りである。

 

 

◎ 父母へのアドバイス

 大学在学期間というのは学生にとっても両親にとっても変化と発展の時である。予想通り、両者は変化への挑戦、興奮・不安・混乱・恐れなどの固まりに向かって“行かせる”必要性へと直面する。何を期待すべきことを熟知することによって、家族全員のこれらの挑戦を容易にすることができる。“行かせる”ということは決して親子関係の終焉をいみするのではなく、学生はゆるぎない親の支援と指導を必要とし続けるだろう。しかしながら、時がたてば両親は将来の新たな関係のあり方を模索しながら、古い子供との関係を“行かせる”必要が出てくるであろう。

 

父母への質問

コミュニケーション

     子供とどのように連絡を取り続けるつもりか?

     あなたの期待は?

     これらの期待を明確にしたことはあるか?

     時がたてばこれらの期待が変わると思うか?

 父母は家からニュースをひろめるニュースキャスターである。子供が定期的に返信してくるかこないかに関わらず、家から届く手紙はしばしば読まれ、再読される。学生の自我は、彼らが活動する世界の内部や外部の絶え間ない変化に心もとなく感じる。家からの認識や容認というのは継続性や自尊心を復元する。

 十代の若者はしばしば“沈んでいる”時に両親に電話し、“盛り上がっている”時には友達に電話す津ということを忘れてはならない。よって、子供の心理的安寧をゆがんだ形で受け取ることとなる。

 関係の中でのあなたの役割は変わってきているが、それでもこの関係は一生続く関係の一つであることには変わりない。

 

学問

     学ぶ事におけるあなたの哲学は何?どのように成績点が見合うのか?

     あなたにとって子供が学んでいることに興奮している事は重要か?

     どのくらいの頻度、友達との日常会話で子供の学業功績について触れているか?

     あなたの自我のなかで子供の成功はどのくらいの割合をしめているか?

 両親は“ただ最善を尽くしなさい”と、優れた成績を残す役に立つと仮定しながらこれを言う事を習慣付けられているかもしれない。両親は並外れて高い学問成績に対する期待を持っていることに、子供が予期せぬ学問上の障害にぶつかるまで気付かないことがある。学生もまたとても高い期待を自分自身で持ち、成績に対する両親の反応に同調させられる。

 ノースウエスタン大学は新入生のクラスを高校を上位10%で卒業した学生で満たす。これは、90%の学生がもはやクラスの上位ではない馴染みのない位置に属し、その半分が下位半分に属することとなることを意味する。これは学業成績における自我の基礎を置いてきた学生にとっては危機となりうる。

 多くの学生は大学生活の中で3回か4回は専攻に対する考えを変えることを忘れてはならない。興味や能力を現実と結びつけることは困難な行程である。医者になることを12歳の時から話し続けることは医者になるということとは違うのである。

 

価値観

     アルコールやドラッグ、性的行為について何を子供に指導したか?

     もしそれらを試した証拠を見つけたらあなたはどうするか?

     あなたは生活スタイルや信条に関する難しい話し合いにどのように対処するだろうか?時を経ることによる子供の変化をどのように理解するか?経験的事実認識や道徳的成長への概念的な理解を持っているだろうか?

 価値観という話になれば、多くの両親は考えを代弁する見本や自らの経験・関心を伝えることは無駄だと考えている。しかし、学生は両親の考えていることを気にしているのである。このような話し合いは学校で難しい選択に直面した際に参照する基礎知識となるのである。

 そのような会話を“教授されうる時間”とみなすことが重要である。落ち着いて悩みを口にすることによって、あなた自身が実際の情報供給源となりうる複雑な話し合いを持つ事ができるかもしれない。そのような時にあなた自身を助言者や手本としてみなすことが難しい話し合いを先導するだろう。

 

財力

     あなたは財力の実際について正直であっただろうか? 

     ノースウエスタン大学の実際の生活費の見積もりを持っているだろうか?

     クレジットカードや銀行口座についてどう感じているだろうか?

 新発見の社会的で精神的な自立を楽しんでいる大学進学希望者は逆説的に金銭的依存の増加を経験するだろう。アルバイトを持ち、家の車や部屋の権利を持つ学生は学生生活において新たな困惑させる金銭的依存に出会う。

 自立性として子供に選択したり間違えたりする場を提供する事の必要性への意識が築かれても、両親はしばしば金銭に関することの入り混じったメッセージを送る。大学はすばらしい金銭出資をおこなっている。他の生活領域では、この大きい出資の管理が非常に重要であるとみなされる。両親は、事実上自立性の発達を妨げるでしゃばりな管理を働きかけたくなる。子供に金銭的な選択と責任の為の余地を与える制度は重要である。次の手段を考えてみてほしい。

     どのようにお金が使われているのか分析するために、2ヶ月間の出費を記録しておく。

     子供が予算作成の経験を得られるように、学期の初めに総額を打ち出す。

     何の為にお金を提供するのか、また、こどもは何が支給される事を期待しているのかについて明確にする。

     子供に当座預金口座を作らせ、管理させる。

     クレジットカード利用の明確なガイドラインを定める。

 もっと読みたい人は:前述の節は「Letting Go」『A Parent’s Guide to Today’s College Experience K.CoburnM.Treeger編著、Adler and Adler出版、1992年)を改作したものである。

 

変化を起こす

 以下の提案は父母、なかでも初めて子供を大学に送り出そうとしている父母にとって役立つかもしれない。

管理よりもコミュニケーションに重点を置くように。

 あなたの子供がどのように適応しようとしているのかに注意を払うこと。毎週末家に帰ってくることや友人に関してめったに口にしないことなどのサインは適応問題があることを示しているのかもしれないので、それも見逃さずに質問する。 直接的なアドバイスの提供は干渉のように見えるかもしれないので、かわりに子供が今までとった手段や、大学の学生組織との接触のような価値ある探究となりうる選択肢について聞いてみる事もできる。

支援的であるように。

 これは単純に、話を聞く事や小包を送るということを意味するかもしれない。必要とされる時にはいつでもそこにいるということを子供に思い起こさせること。しかし、人間関係や活動について話し合うのに気が進まない新しい物事をみつけてもがっかりしないこと。コミュニケーションを強制しないこと;学生にとってはあなたがそこにいるということを知っているだけで充分である。

期待を適合させるように。

 大学での競争は高校のものより激しい。全優だった学生は最初B平均を維持することに苦闘するかもしれない。もし子供が“やり手”としての自覚が実際には脆いものだと築いたなら、落第やショックの感覚は定着するかもしれない。長身はこれらの経験や感情が普通のことであると学生を安心させる必要がある。また、社会的なつながりや共同体意識を築くことは学業成績と同様に大切な事である事を忘れてはいけない。学業成績に優れてはいるが友人作りに問題を抱える学生は適応過程での手助けが必要かもしれない。

変化を予期するように。

 多くの学生にとって適応に挑戦することや経験主義的な自己を養うことの推進力は大学において強まる。あなたの子供が違うように見え、聞こえ、行動ながら家に帰ってくるかもしれない。これらの変化は予期されているものである。あなたはまた、子供の体重増加(“freshman 15”)に気付くかもしれない。事実、体重の増減はストレスのある期間ではよくあることである。尋常でない体重や体型への興味の集中は摂食障害を警告するということを承知しておくこと。

前向きであるように。

 励ましの手紙を送る。子供が家から出て行ったときに悲しみを経験することは当然のことであるが、それをくわしく子供に伝えるようなことはしてはいけない。かわりに、あなたや子供が現在楽しんでいる新しい機会を強調するのがよい。

家庭において予想されうる変化の影響を前もって処理しておくように。

 大学でのあらゆる適応において両親と学生の関係は重要であると研究からわかっている。また、大事なものとして両親の関係がある。自分の問題に混乱させられている両親は学生の問題に気付かないかもしれない。学生は両親を“心配”させたくないかもしれない。離婚のような大きな変化が起きた際には、カウンセリングに行くことを子供に勧めることもできる。

学生の安心感を促すように。

 子供の部屋を別の目的のために改装することなど、家を変える前に子供に話すこと。一部の子供にとって他の子供が気にしないようなこのような安心感は重要である。

自由を認めるように。

 これは探究の時間である。ほとんどの学生は平均3回専攻を変える。一年次は様々なことを経験する年である。

あなたの経験を伝えるように。

 あなたの大学入学の経験(もし行ったならば)について伝えることは役に立つだろうが、それは子供の経験とは異なるという事も忘れてはいけない。例えば、現在の十代の子供はエイズの脅威や多文化性の増大、経済格差といった問題に対処している。また、両親はいわゆる古き良き時代を忘れない傾向にある。子供は豊かな時間を持たない事の何がいけないのか不思議に思うかもしれない。ほとんどの学生は次第に落ち着ける場所を見つけ、経験から学ぶのである。

子供を学校に行かせるように。

 彼らは学生手引きをすでに読んだだろうか?かれらの寮生補佐係(RA)を知っているだろうか?保健サービスやカウンセリング・心理学サービス(CAPS)の場所を知っているだろうか?性的暴行や薬物乱用、アルコールなどとの付き合い方についての新入生週間研究集会に参加したであろうか?助けを求めにどこに行けば良いのか知っているだろうか?

忍耐強くいるように。

 大学への適応において子供がわずかな問題を抱えていても混乱しないこと。一部の学生はキャンパスに着いたとたんに深い友情を始めたいと思っている。高校時代に友人関係を形作るのには多少時間が掛かっており、同様にノースウエスタン大学においても時間を要するということを思い起こさせることは役に立つであろう。他の学生は大学の大きさに混乱させられるだろう。ある学生は寒冷な気候風土やノースウエスタン大学の地理学的地方に関わる文化的困難というカルチャーショックに適応するだろう。

反抗を予期するように。

 大学において自由な選択権を経験すると、学生は家の古い決まりに戻る事が困難になる。何度も言うが、これは自立化においては当然のことである。帰宅した際の相互に尊重しあう話し合いはコミュニケーションの必要性や期待を持っていることという二面で役に立つだろう。

子供を真摯に受け止めるように。

 学校の勉強や人間関係に関する子供の抱えている問題を深刻にうけとめること。学生相談サービスCAPSに訪れる学生の挙げる最もよくある悩みは学校の勉強や人間関係のストレスや問題である。これらの悩みの解決法はゆるぎない自我への重要な鍵である。必要な場合にCAPSに連絡をとるように子供に勧めること。

子供に間違いをさせるように。

 これはもしかしたら最も難しい提案かもしれないが、同時に最も重要なことである。間違いは最も価値ある学習機会かもしれない。

笑うように。

 あなたはやるべきことをやっている。コミュニケーションの通信網を開いておき、子供の驚くべき成長を喜ぶこと。

父母会会員やノースウエスタン大学卒業生からのアドバイス

 最後に父母会会員やノースウエスタン大学卒業生からのコメントをいくつか取り上げたい。

連絡を取り続けるように。

 子供からの連絡が少なかろうと連絡をとること。週に一回の手紙や電話、クッキーを送ることはあなたの継続的な支援を子供に気付かせる。最も家との連絡が必要なのは、学期の最初の数週間と勉強における大きな抑圧があるとき、危機に直面している時である。

耳を傾けるように。

 子供の話を聞くこと。子供はおそらく不平以外を口にしないような“憂鬱な”電話を少なくとも一度はかけてくるだろう。多くの時には、あなたが聞き流していても、問題についてただ話すことで子供は気分が良くなり次の行動に移る準備をすることができる。多くの学生は学生であるという事の子供のストレスや思いをあなたが理解しているということを知りたいのである。

成績について気に病まないように。

 いつであっても成績について聞いてはいけない。ノースウエスタン大学の勉強に適応するには時間がかかり、中間成績は一年生の将来の成績を示すようなものではない。学生が成すべき勉強時間の質と量に気付くのに数学期を要することもある。

子供がアクティビティに参加することを奨励するように。

 一年次には少なくとも一つのアクティビティに参加することを勧めるように。子供が他の学生や共同体との接触を感じられるものであればどのようなアクティビティでもよい。いくつかの提案では、寮の活動・宗教組織・学生団体サービスへのボランティア・ダンスの長時間競技などへの参加が挙げられる。

あなた自身が参加するように。

 ノースウエスタン大学の活動に参加するように。ノースウエスタン大学新聞を頼むことやファミリー・ウィークエンドやその他の機会に子供を訪ねること、または同窓会や父母会に参加するように。父母用のメーリングリストに登録するように。

いつ助けを求めるかを知るように。

 悩みがあるときには、学生業務部の代表にいつでも電話でき悩みを分かち合う事が出来る事を忘れてはいけない。その代表はどのように問題に対処するべきかの助言をしあなたの気持ちを軽くしてくれる。

誰に助けを求めるかを知るように。

 もし特定のアドバイザー・授業・教授・個別指導の必要性に関して悩みがある場合には、子供を学部長協会や補佐のもとへ行かせるように。もし家族や健康に関する深刻な問題がある場合には学生は学生業務部の代表に連絡をとるべきである。あなたが疑問や悩みを抱えている時や家族の緊急事態にはいつでも学生業務副部長協会(847/491-8430)に電話できる。

いつ助けを求めなくてよいかを知るように。

 同時に、いつでも子供の為に“整える”ようにしないこと。若者として、学生は自分自身で解決法を見つけ出す必要がある。学生業務部の誰かと話した後に、あなたはいつでも子供に解決のための提案ができる。

大局的に同室者問題を捉えるように。

 ルームメイト問題に対して性急過ぎる対応をしないこと。ルームメイトはお互いになれるまでに数ヶ月かかる。しかし、深刻な問題を長い間そのままにしておいてはいけない。部屋において同室者があなたの子供の空間や安寧を妨害するときには、大学寮生活事務所の専門職員や大学寮アドバイザーに子供が話しにいくことを主張すること。あなたはいつでも職員に内密の電話をする事ができることを覚えておくように。

粘り強くアドバイスを行うように。

 履修登録でクラスの受付が終了しても、諦めないように子供を促すように。一部の学生は最初か2回目の授業に参加し誰かが辞めるのを待つ事で履修できるかもしれない。

シカゴを散策するように促すように。

 友達とともに世界でも有数の巨大都市について知るように子供を励ますこと。芸術機関からプロフェッショナルスポーツ、食通のレストランから異民族店までシカゴには全ての人の為のものが揃っている。

 

 

◎ ノースウエスタン大学との交流

 多くの父母はノースウエスタン大学と交流を持ちたがっており、交流し、大学についてより多くを学べる方法が沢山ある。同窓会への参加やノースウエスタン大学新聞の定期購読やオンラインでの閲覧、スポーツ行事のシーズンチケットの購入、大学キャリアサービスを通じるあなたの経歴情報の学生への提供、大学キャリアサービスと一緒に行う夏期アルバイトやインターンシップの一覧作り、ファミリーウィークエンドなどの時の学校訪問など、これら全ての事はノースウエスタン大学とあなたの結びつきを強めている。

 別居中や離婚した両親がともに大学からの郵便物を受け取りたい場合は、学籍登録事務所に双方の住所を登録しなくてはならない。あなたや学生は633 Clark Street, Evanston, Illinois 60208-1118の事務所に手紙を送ることができる。

交流

ノースウエスタン大学ウェブサイト

 ノースウエスタン大学ウェブサイト(www.northwetern.edu)は大学についての情報が豊富である。ニュースが公開されたりプログラムの予定が立てられたりするたびに更新される。サイトをブックマークし頻繁に閲覧することを勧める。見たいところが見つからないときには“サーチ”オプションを利用するとよい。ノースウエスタン大学に関するニュースは www.northwestern.edu/news で見ることができる。

ノースウエスタン大学新聞

 ノースウエスタン大学新聞(Daily Northwestern)は学生新聞である。これは授業期間中の月曜日から金曜日に発行される。オンライン版の新聞と定期購読情報はウェブサイトで見る事ができる。(www.dailynorthwestern.com)

ノースウエスタンマガジン

 同窓会員や交友向けに刊行されるNorthwesternは、オンラインウェブサイト

www.northwestern.edu/magazine/northwestern/magazine/htm で読むことができる。同窓会員が何をしているかを探し、またあなたの家の近くの同窓会行事について知ることができる。

父母向けメーリングリスト

 Parentsは、父母専用の電子声明書である。登録者は学生業務部副部長協会から大学新聞や他の大学発行媒体では報告されないような大学のニュースについて定期メールを受け取る。登録するには以下の手順に従うこと。

     [email protected] にメールを送る。

     題名の欄を空白にしておく。

     本文に以下のことを書く。

Parents登録[名前][](例:Parents登録Wllie and Willimena Wildcat    

確認のメールを受け取り、Parentsを定期的に受け取ることができる。質問や登録の際のトラブルがあれば、847/491-8430まで。

 

父母会

 父母会は全ての学部生の両親と大学を連結させる父母の集りである。学生業務部副部長協会によって管理される父母会はファミリーウィークエンドや新入生週間中の父母対象プログラムの計画実行を行う。父母会員は学部入学事務所の情報審査員としても働き、そして学生の生活にかかわる問題について大学管理者にアドバイスをする。より父母会の詳しい情報については学生業務部副部長協会(847/491-8430)まで。

ファミリーウィークエンド

 ファミリーウィークエンドは学部生の両親に彼らの子供の学校生活を紹介し、よりノースウエスタン大学に親しみを持ってもらうために毎年秋に催される。年に一回のこのウィークエンドの主な目的は父母をノースウエスタン大学コミュニティーの一員として迎え入れることである。教室訪問・大学管理者や学部長との面会・総長集会・歓迎会・土曜午後のWildcatフットボール試合は計画されている催し物の一例である。2004年度ファミリーウィークエンドに関する情報についてはウェブサイトを参照のこと。

www.northwestern.edu/parents/familyweekend.html

 

父母基金

 父母基金では大学での学部生活の全ての側面を充実させるために資金を募っている。ノースウエスタン大学年次基金の一環として、父母基金では学部提案や施設の発展や充実、大学への著名な講師の招待、様々な機会へのすばやい対応のための金銭的柔軟性を提供するのを手助けしている。父母ボランティアらによる発展中の委員会はこの父母基金を、ノースウエスタン大学への父母の干渉の最も刺激的な方法としている。詳しい情報は、年次寄付事務所(847/491-7111800/222-5603)へ電話するか、父母基金ウェブサイト

www.development.northwestern.edu/annualgiving/parentsfund.htm まで。

 

ノースウエスタン大学同窓生協会

 ノースウエスタン大学同窓生協会(NAA)はノースウエスタン大学と同窓生の有益かつ永続性のある相互関係を育むために尽力している。この関係は、学生が大学への入学が決まった瞬間から学生と両親においても始まる。

 NAAは様々な学生の為のイベントに出資しており、それらには新入生の為の地域夏期パーティー 、新入生クラスTシャツの配布、新入生週間中の催し物、転入生バーベキュー、ホームカミング、卒業生週間のバーベキューなどが含まれる。又、NAAは学生や卒業生にキャリアアドバイスや就職支援を行う同窓生のネットワークを支援している。学級委員長と合同で働きながら、新入生舞踏会・卒業生連続講義(卒業間近の4年生の大学から就職への移行を手助けする現実社会に関する講義)などを含むアクティビティーやイベントでの学生組織支援をNAAは行う。

ノースウエスタン大学同窓生と父母が広範囲に及ぶ為、NAAは世界55主要大都市のNU同窓クラブに出資している。父母はそれらの地方クラブに所属しそれらが提供する社会的・教育的イベントへの参加が勧められている。ヤング同窓生総会は多くの同窓クラブのための不定期プログラムを提案している。

その他のNAA協賛プログラムは、年一回の優秀教育アワード・同窓生受賞祝賀会・セミナーデー・同窓会・同窓会旅行・AVISレンタカー割引・長距離旅行割引・同窓生保険・ノースウエスタンマスターカードである。これらのプログラムに関する詳細ならびに同窓クラブへの参加方法についてはJohn Evans Alumni Center(1800 Sheridan Road)NAAを訪れるか、ウェブサイト www.nualumni.com 800/NU-ALUMS に問い合わせる。