竹内理三先生と鎌倉遺文
『鎌倉遺文』は竹内理三先生(1907〜1997)が、昭和46年(1971)から22年間の歳月をかけて刊行された正編42巻、補遺編4巻の鎌倉時代の残存文書を網羅的に蒐集して編年された史料集である。収録されている文書数約3万5千通。鎌倉時代研究に必要不可欠の史料集である。



竹内理三先生の略歴

1907年 (明治40)12月20日、愛知県知多郡岡田町(現、知多市)で生まれる。愛知県半田中学校、第八高等学校を経て、1930年(昭和5)、東京帝国大学文学部国史学科卒業。東京帝国大学史料編纂所業務嘱託。

1935年(昭和10) 史料編纂官補。
1945年(昭和20) 史料編纂官。
1948年(昭和23) 九州帝国大学法文学部教授。
1949年(昭和24) 九州大学文学部教授。
1956年(昭和31) 西日本文化賞。
1958年(昭和33) 朝日文化賞。
1959年(昭和34)  東京大学史料編纂所教授。
1961年(昭和36) 「日本に於ける貴族政権の成立」により、東京大学より文学博士の学位取得。
1965年(昭和40) 東京大学史料編纂所所長。
1968年(昭和43) 史料編纂所定年退官、早稲田大学文学部教授。
1969年(昭和44) 紫綬褒章。
1978年(昭和53) 早稲田大学教授定年退職。
1988年(昭和63) 日本学士院会員、文化功労者。
1992年(平成4) 早稲田大学名誉博士、東京大学名誉教授。
1996年(平成8) 文化勲章。
1997年(平成9) 3月2日没、89歳。
          


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