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小西研究室
早稲田大学政治経済学術院

演習α・β

平成23年度演習α

春学期のゼミはまず,

(1)春休み中に出したミクロ経済学,ゲーム理論の宿題について,解答の不明な点などについて議論し,基礎知識を確実なものとする

(2)井堀利宏著「誰から取り,誰に与えるか」(東洋経済新報社)の各章を分担して報告し,政治経済学的な視点とはどういうものか,現実の政治経済問題を考えながら,身につける

ことから始める.ただし,これらは多くても3回ぐらいで終わる.

次に,ゲーム理論の基礎訓練を始める.テキストは,

(3)Gibbons著 Game Theory for Applied Economists

である.英語版でよければコピーを配布するが,邦訳で勉強してもよい.ゲーム理論の勉強は春学期で完結の予定.

秋学期からは計量経済学の訓練を始める.テキストは,

(4)Wooldridge著 Introductory Econometrics

である.英語版のコピーを配布する.さらにSTATAを用いた実証分析の実習を,各章末のComputer Exerciseを解く形で行う.STATAは,4号館のコンピューター室で利用可能なので,政経学部の事務所に申し出て,利用許可を申請すればよい.

写真の由来:長崎は坂の多い街です.坂本龍馬が日本最初の商社といわれる亀山社中を設立した場所に行くにも,何百段もの階段を上らなければなりません.この写真はその途中にあった落首です.ちょっと面白かったのでパチリと1枚撮っておいたのを,昨今の龍馬ブームで思い出し,ハードディスクの中から探し出しました.

平成23年度演習β

春学期は,春休み中に選んできた論文の概要をまとめて,30分程度で報告する.報告に際しては,次の点に留意すること.

(1)どういう問題意識,どういう社会的,経済的,あるいは政治的な背景で,論文が書かれているのか.
(2)どういうことに焦点を当てて,どういうテーマを扱っているのか.なぜそれは重要なのか.
(3)どういうデータを用いているのか
(4)どういう分析手法を用いているのか(テクニカルなことは説明しなくていい).
(5)どのような結論が得られたのか
(6)その結論にはどのような意味があるのか.どのような点で,それは興味深いのか.
(7)この論文は,自分の研究に,どのように役立てることができそうなのか.

とくに,(1),(2),(5),(6),(7)について,みんなにわかるように説明の仕方を考えること.

なお,報告者は,事前に論文を全員にpdfファイルで配布してください.

討論者に当たった者は,論文を読んで,最低でも2つぐらいの質問を考えてくること.テクニカルなことではなく,論文の視点,考え方,大まかな分析の仕方などについて,わからないことや疑問に思ったことを質問するのが望ましい.

秋学期からは,卒業論文(ゼミ論文)の作成に取りかかる.春学期に精読した論文から学んだ考え方,分析手法を用いて,自分の関心のある問題に一定の解答を見つけるべく,取り組んでもらいたい.

課題解答のためのデータファイル(Hill, R.C他著 Principles of Econometrics, forth edition, Wiley)

POE Data for STATA