サイエンスアゴラ2007

「細胞を創る」研究とは? 〜科学・技術と文化の対話に向けて
2007年11月25日(日) 10:15-12:00
日本未来科学館 7F イノベーションホール


主催:「細胞を創る」研究会 社会・文化ユニット

パネリスト
四方哲也(大阪大学・構成生物学,実験進化学)
竹内昌治(東京大学・マイクロデバイス工学)
日比野愛子(京都大学・社会心理学)
上田昌文(NPO市民科学研究室)

司会進行
加藤和人(京都大学・サイエンスコミュニケーション)

いま,生体分子を組み合わせて,「細胞を創る」研究が,生命科学・生命工学の野心的なトピックとして新たに浮上しつつあります。この萌芽的なプロジェクトは,科学・技術のフロンティアであるばかりでなく,文化的にも社会的にも大きな広がりを持っており,まさに専門家と非専門家の対話を通じた,健全な科学・技術の発展が必要な分野と考えられます。

11月26日には,日本で初めて研究会(「細胞を創る」研究会)が発足します。この研究会では,このような研究分野を振興するだけでなく,社会と科学・技術の双方向コミュニケーションの推進を謳っています。

そこで,今回はまず科学・技術研究者の立場から,四方さん,竹内さんに「細胞を創る」研究の魅力,現状,課題,取り組みなどについて説明していただきます。それに対して,科学と社会の関係性について長年取り組んでおられる上田さん,日比野さんから鋭いコメントを飛ばしていただきます。コーディネーターを勤めるのは,生命系出身のサイエンスコミュニケーション研究者の加藤さんです。フロアからのご意見も取り上げる予定ですので,奮ってご参加ください。


連絡先:岩崎秀雄(早稲田大学理工学術院 電気・情報生命工学科)
Email: hideo-iwasaki (at) waseda.jp


■ なお,昨年度の「サイエンスアゴラ2006」でも,フォーラム「細胞を創る?! 先端バイオの現場から」を開催しました(2006年11月26日,日本科学未来館)。このときは,こちらのチラシ (pdfファイル,470 kb)にありますように,上田泰己(理研),加藤和人(京大),木賀大介(東工大),林真理(工学院大)および岩崎秀雄(早大)というメンバーで行いました。今回は,パネリストを大幅に入れ替えており,昨年参加された方でも十分楽しんでいただけることと存じます。どうぞご期待ください。