第2回 生命文化誌セミナー



チラシはこちら (pdf, 240 KB)

日時: 2008年9月16日(火)15〜17時
場所: 早稲田大学 先端生命医科学研究センター
50号館 3Fセミナールーム3
アクセス:http://www.f.waseda.jp/hideo-iwasaki/contact.html

Artist Lecure:滝田順さん

生命観や生命科学の文化的・歴史的側面に関する研究者やアーティストを招き,(広い意味での)「アートにおける生命表現」や「生命科学の文化史」などに関する研究を紹介する生命文化誌セミナー。その第2弾は,フランス在住で,世界的に活躍しておられる気鋭のアーティスト,滝田順さんにご登場いただきます。

滝田さんは,植物や身体,知覚など,一貫して生命活動に関わるモチーフやバイオマテリアルを用いた先鋭的な創作活動を推進してこられ,生物学者とのコラボレーションも多く,バイオ・アートの先端的な試みを続けてこられました。

今回のセミナーでは,ご自身の作品をご紹介いただきながら,その創作活動のモチベーション,科学者との共同研究の体験,科学とアートの境界面に関する観方などについてお話いただきます。 

国内でお話を聞ける貴重な機会ですので,アート系,サイエンス系を問わず,どうぞ奮ってご参加ください。



滝田順さんプロフィール:

1988年、日本大学芸術学部美術科卒。89年より渡仏、91年まで、パリ国立美術高等学校にてピォートル・コワルスキーのゼミを聴講、1991-92年、同校フランス政府給費のマスターコースを受講。以後現在までパリを拠点として活動を続けている。
 2004年より制作を続けている作品「Light, only light」では、遺伝子操作によって生体発光能を有された苔を、自らの脳の立体モデル上に生やした。日仏の庭で伝統的に共通する視覚効果の探求精神に則って、庭の現代のあり方を問う。また光合成など生体の光変換現象を通して芸術の可能性を探っている。
名古屋大学の情報科学研究科生命リズム研究室の青木摂之氏、フランス国立農業試験場ベルサイユ研究所のファビアン・ノゲ博士、イギリス、リーズ大学植物科学センターのアンドリュー・カミング博士、神杉泰子博士らの協力を得つつ、オーストラリアのパース、イギリスのリバプールなどで開催されたバイオアート関連の展覧会に参加、今後ノルウェーやオーストリアでも参加が予定されている。
HP:http://www.juntakita.com/
参考:http://sumai.nikkei.co.jp/style/normandie/n_profile.cfm


連絡先:岩崎秀雄
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早稲田大学理工学術院 電気・情報生命工学科
 細胞分子ネットワーク研究室
科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業
 さきがけ 「生命システムの動作原理と基盤技術」領域
〒162-8480 東京都新宿区若松町2-2
 早稲田大学先端生命医科学センター(50号館)1F
Tel & Fax: 03-5369-7317
Email: hideo-iwasaki @ waseda.jp Biology: http://www.f.waseda.jp/hideo-iwasaki
Art: http://www.f.waseda.jp/hideo-iwasaki/papercut.html

【ご注意】前回とは会場(キャンパス)が異なりますので,ご注意ください。50号館の最寄り駅は,大江戸線若松河田駅です。


第1回(福原志保さん+ゲオルク・トレメルさん)(2008.1.14)の参考ページはこちら