2018年6月3日【ある土木技術者の日頃の思い(ブログらしきもの)】

 僕は,土木工学を専門とする,今のところは大学の先生を仕事として生活し,家族を守っています.仕事は好きですが,やる前から好きということはなく,ほとんど偶然の積み重ねのように思います.でも,とてもやりがいのある仕事ができるので,神様がいるとすれば,きっと導いてくれたのでしょう.感謝しています.
 今はこの仕事をしていますが,小さい頃から日記を書いて,また,読み返して執筆当時を懐かしむことが好きなことから,文章で思いを書き留めることが習慣になっていて,また,仕事というものに強い憧れを抱いていた時は,「小説家」を目指していたことから,こんなブログを残してみようと,あるとき(2018/06/03)に思いました.
 でも実は,もう17年も前に,前職のときから,同じようなことをしていて,でも,前職の退職と同時にやめちゃったので,まぁ,復刻版という感じからスタートしてみます.以前は,装飾にもこだわったりしたのですが,とはいえ,現在の個人紹介websiteは,装飾に凝っているつもりであるからこそ,あえて,このブログでは,文庫本ばりの文章だけのブログで,今(2018/06/03)はやってみたいと思います.
 では,まずは,以下の復刻版から

僕の歩んできた道(1)
僕の歩んできた道(2)
僕の歩んできた道(3)
僕の歩んできた道(4)

復刻版:家路の車窓

2018年6月9日【浜田省吾と土木技術】

 以前の「家路の車窓」でも,浜田省吾について書いたかもしれませんが,今回,あらためて書いてみたいと思います.特に,僕のお仕事の土木工学との関係で.「何のこっちゃ」って思う人も多いと思いますが,とにかく書かないではいられません.特に「MY HOMETOWN」と「愛の世代の前に」,「僕と彼女の週末に」を聴きながら,これを書いています.まぁ,これらの楽曲の歌詞を聴いてみてください.僕が専門にしている土木の負の部分が歌われています.「MY HOMETOWN」では,いきなり”パワーシャベルで削った丘・・・”から始まり,開発したまちを名付けた”希望ヶ丘ニュータウン・・・”,やみくもな開発を批判しています.「愛の世代の前に」では,資本主義的な価値観ではなく,世界平和を!と歌っています.「僕と彼女の週末に」なんて,タイトルだけ見たら,単なるラブソングかと思いきや,レイチェルカーソン著の「沈黙の春」と同じことを歌っています.でもなんとなく,浜田省吾は,一方的に開発を批判しているのではなく,やみくもに開発に突っ走ることの危険性を説いているように思います.だから僕の心に突き刺さるのかもしれません.土木を仕事としている自分でありますが,それだけのためではいけないと考えています.土木愛が強い等と誤解されてることが多いですが,本当に開発することは良いことなのか?と考えることが多いですね.「都市開発」というのは,なんとなくかっこいい言葉ですが,「その中身をよく考えろ」ということを浜田省吾は説いているのかもしれません.土木技術者は,自己規制のためにも,彼の楽曲を聴くべきかもしれません.なお,僕は,田園の中に居を構えています.

2018年7月29日【同級生】

 前の職場の先生の同級生が,ある競技の日本代表監督になったそうです.素晴らしいですね.応援する気持ちがよく分かります.私も,今の大学に来てから,実は,多くの同級生に支えられていると感じています.技術コンサルティングも行っているので,同級生が仕事で困っていると,何よりも優先して相談にのります.同級生というのは,そういうもんですね.同級生が困ったり,批判されていても,きっと同級生だけは,いつも応援しているし,何かあれば支えたいと思っています.

2018年10月4日【技術創出者の思い】

 技術の創出者にとって,自分が創出している技術はとても大切なもので,優れた点やブラッシュアップすべき点を確認して,常に改善し続けています.そういう中で実用化された際に,その技術を扱う人が,その技術の創出者の思いを理解しないで雑に使い,問題があったとき,技術そのものが否定されるのは,技術の創出者にとって,とても悔しいものです.技術創出者と技術利用者を分けて,しっかり教育しないと技術は失われるかもしれない.

2018年12月25日【今年の小峯秀雄の漢字は「楽」】

 年末になると,その年の様子を表す漢字一時が発表されますが,2018年は「災」でしたね.土木技術者として,重い感じです.特に,地盤に係る「災」が多かったので.土・地盤は,ときに災をもたらすことがある一方,堤防や道路,農地や化粧品など,人間の生活に欠かせない材料でもあることを,皆さんお忘れなく.さて,これに倣って,小峯秀雄の2018年の漢字一字を考えました.「楽」です.地盤災害の多かった年に,なんだ!と言われるかもしれませんが.来年こそ,「楽」しい年にしたいという意味も含めて,実は,今年2018年,音「楽」を始めたので.そして,それが今,いろいろな意味で「楽」なので,「楽」を選びました.皆さん,2018年お世話になりました.そして,良いお年を!

2020年10月 2日【型破りと形無し】

 つい先日,なかなか良い話を聞きましたので.人気歌舞伎役者の方が話していたことです.「型破り」とは,広辞苑によれば「定型または月並みな型を破っていること」とあります.つまり,時代の革命児,新時代の人材ということでしょう.そうありたいという人もいると思いますが,そのためには,「定型または月並みな型」を習得していることが必要不可欠であるということです.学問で言えば,「基礎」ですね.そりゃそうです.基本の型を習得していなければ,それを突き破ることなんてできません.でも,これ意外と分かっていないことがありますね.基本をおろそかにして,目新しいことだけを追いかけている人,いませんか?そういう人は,その歌舞伎役者さんが言うには「形無し」というそうですよ.「形無し」は,広辞苑によれば,「あとかたのないこと.形跡が残っていないこと.さんざんなこと.面目を失うこと.」だそうです.

2020年11月 3日【研究者とスイッチ】

 先日,他大の若い先生に研究室を訪問いただきました.せっかくだから,地盤研の4年生から各自の研究のお話しをさせていただき,ご意見をいただきました.その際,その先生から,私への感想が,地盤研の学生さんに伝えられました.「皆さんも良くご存じと思いますが,小峯先生は,”スイッチが入る”ときがあります.・・・.」それを聞いた私は「あっ!」と.はじめて認識しました.ときどき講義でも,いつの間にか,夢中になって話している自分を,冷静に感じている自分が居るという不思議な感覚を以前から持っていました.自分では,オリンピック選手の”ゾーン”ってやつかなと思ったり.自然科学,神様の法則を見出そうという感じで研究を進めているので,空想的な部分があるのかもしれないし.神様の法則らしきものを見出した時の興奮は,ゾーンともいえるし,スイッチが入っちゃったということでもあるのかもしれませんね.

2020年12月 9日【なんか不思議で面白いもんで・・・】

 先日,かなりきつい大学の用務を一緒にやっている先生から,突然,このブログのお話しをいただきました.また,尊敬する大先生のご講演を,学会発表会で拝聴しながら,思わず質問をしたら,いきなり,「小峯さん,あのブログは・・・」」と言われました.中学2年生ぐらいの班で,メンバー間の交流をという主旨で,当時の先生が提案したことがきっかけで,日記のように,文章を書く習慣ができてしまったようです.それを,思わぬ時に,褒めていただいたりして・・・.コロナ禍で,そんなことは実際できませんが,どこか河川敷のようなところとか,海岸に行って,「うれしーっ,ぞー」って大きい声で叫びたいぐらいの気持ちですね.へーっ,皆さん,見ていただけているのですね.ただただ,私自身が後で読み返して,「あ〜,このときはこんなことを考えていたんだなぁ」なんて思い返すのが楽しくて,ただ書いているのですが.なんか不思議で面白いものですね.あっ,本当に徒然なるままに書いてしまいました.

2021年 3月12日【哲学ある工学】

 30代の頃,一緒に研究(私は業務としての研究,彼は,卒業・修了研究)をした方が訪ねにきてくれました.旧交を温める中で,ある空調メーカーの経営層のお話しを聴きました.その経営層は,哲学者を呼び勉強しているそうです.「空気とはなんぞや」社会の目先のニーズや,どうやったら売れるか,効率を上げらえれるか等ではなく,自分たちが対象としている物質の哲学的な意味を問うということです.20年ぐらい前から考えているのですが,やっぱり「哲学ある工学」は,とても重要であると思う,今日この頃です.

2021年 6月13日【研究職人って感じ】

 現在,大学で教員として,学生さんたちに何かを伝える仕事をしていますが,元来の研究者気質がまったく抜けません.もちろん,講義も手を抜くことなく,許される時間の中で精一杯のことを伝達しようと,いつも考えて努力しています.しかし,教員1名に対して,多くの学生さんを対象にすると,どうしても平均的なことを伝授することに時間を要します.だからこそ,ときどき,本気で考えている学生さんから質問されたときにはじめて,「研究者」としての見解を述べたりしています.なんとなく,職人の一子相伝のような感じですね.教員というより,職人,そう「研究職人」って感じですね.