ドイツの製薬業界について


            早稲田大学政治経済学部3年  六崎 健


な ぜ製薬業界か?(incentive for studying about pharmacy)

・ continuance of  the previous presentation
    (前回の発表を受けて)

・ possibilities (relation with biotechnology)
  (将来性とバイオテクノロジー との相互発展)

・ 年末の風邪

前回は2004年末に日本に進出しているドイツ企業について調査 し、
その中で自動車会社や精密機械会社、製薬会社が
多いということに気づきました。

そのときは数字的な裏付けがなかったので
今回の発表ではデータも載せます。


目次 (content)


@pharmacy in the  world(世界の製薬業 −主に日本とアメリカについて)
  (especially in  Japan and the U.S.)
 
Apharmacy in Germany (ドイツの製薬業)

Bconclusion (まとめ)


@pharmacy in the world

・ 市場規模(market  size)→48兆6000億円
       ($46,330, 000,000,000)

・ 成長率(pace of  growth in 2003)→9%

・ 市場売り上げシェア (market share)
   @the U.S.→49%
   AEU     →25%
   BJapan   →11%


・ 有名企業(famous  grobal companies)
  1位 Pfizer,USA ファイザー株式 会社
  2位  GlaxoSmithKline,GB  GlaxoSmithKline
         ・
         ・
         ・

  15位 Takeda, Japan
武田薬品工業株 式会社
  17位  Schering AG,Germany  シエーリング
   18位  Bayer,Germany バイエル薬品 

・ EUの東方拡大の影響 (expansion of EU)


製薬市場は高い成長率をほ こり
非常に魅力的な産業である といえます。
またバイオテクノロジーの 技術の利用によって
これから革新的な変化が起こるかもしれません。
現在、国別の売り上げシェアは

@アメリカ
A日本
Bドイツ
の順番ですが、アジアを始 めとする発展途上国、
EUに加わった東欧諸国な どへの
市場拡大も予想され、各国 が凌ぎを削っている現状です。
日本市場でも組織の再編が進み、
2005年4月に山之内製薬と藤沢製薬が合併し
アステラス製薬株式会社が誕生するのが話題になりました。
外資系製薬会社との競争もあり、こういった動きは
これからも加速していくものと思われます。
十分な研究 開発費を確保し、優れた医薬品を
提供し続けることが生き残 るための必要条件でしょう。


APharmacy  in Germany


・ other  important player(ドイツ製薬市場におけるその他の重要なプレーヤー)
  →medical  institutions(hospital),drugstores,
   industry  institutions,customers,government

・ 337 pharmaceutical companies in Germany

・ 売上は堅調な伸び
  (特に海外売上高が好調)
   理由:@米国、EU/アジア での好調な売上
      A国外生産率の上昇 (コスト、煩雑な手続きの省略)

・ 対日では輸出超過
    日本の規制緩和により魅力的な 市場に

・ reform the  system of health insurance 
  in  Germany in 2004  (健康保険制度改革法)

   ・ 健康保険運営 費用の抑制が目的
   ・ 処方箋の必要な医薬品の強制割引率を6%から16%
   ・ 薬剤師は最も安価で効率的な薬品を選択する


ドイツには337つ程度の製薬会社があり、そのうちの92%は
中小企業です。グローバルに活躍する企業との二極化が進んでいま す。
国際的に活躍する企業の業績は好調で、総じて海外売上高の伸びが
顕著です。
理由は上記の2点が主なものになると思います。

また、ドイツの製薬市場を語るには製薬会社以外のプレーヤーに
ついても理解するのは大切なことです。
ここでは法的な枠組みを作るという意味で大きな存在である政府の
役割に注目してみましょう。
最近の例では2004年1月に健康保険制度改革法が施行されまし た。
その主な内容は上に書いた通りですが、
どの項目も製薬会社の経営を圧迫する内容になっています。
つまり健康保険で政府が負担する薬代を軽減するため
医薬品の値段を引き下げる決定をしたのです。
この法律はドイツの海外市場への進出を加速させる
かもしれません。
いずれにせよ、これからもドイツ政府の政策がドイツの
製薬業界に大きな影響を与えつづけることは
間違いないでしょう。



BConclusion

・ ドイツ製薬業界の高い競争力
・ ドイツにも高齢化の波が
  
    →国内市場の拡大
・ 海外市場・外国企業との提携の 拡大


ドイツは特にEU圏の医薬 品業界を牽引する高い競争力があるといえます。
前項で上記したような成長 の障害も出てきましたが、高齢化社会の到来と
いった追い風があるのも確 かです。
ドイツでも2050年には 人口の3割が65歳以上の高齢者になる
ことが予想されています。
そうなると薬を日常的に処 方する人の数も増え
国内市場が拡大していく可 能性があるでしょう。

ただし、ここで薬に頼らな い自然治癒に
傾いている人が増えている のも事実のようです。
私の発表に対してコメント してくれたアンケさんは
少々の病気では薬を飲まな い人はドイツに多いということを
教えてくれました。
私は薬に対する不信感はぬ ぐいきれないかもしれませんが、
ちゃんと使えば多くのもの は非常に有用だと思います。
これからは販売する薬の効 用、成分、副作用など
について、製薬会社は今ま で以上に国民に説明していく必要があるでしょう。
医薬品に対する信頼の回復 こそが国内市場の拡大には
不可欠だからです。
そういった努力はドイツだ けではなく
日本でも世界の各国の企業 であっても怠るべきではないのです。

また、ドイツは人件費が高 いということが最大の理由で
アジアや東欧に工場を建設 し、現地販売する製薬会社が
増加しています。
こういった流れはこれから も続くと考えられ
より一層の海外市場の開 拓、そのための合弁会社の設立など
外国企業との提携も進んで いくに違いありません。


薬は人生を豊かにするため に欠かすことのできない大切なものです。
しかし、もしかして逆に人 を傷つけてしまうかもしれない恐ろしいものでもあります。
そういった認識が広がった 今、製薬会社にもとめられているものはなんでしょうか?
それは誠実さと信用性だと 思います。
人の命を左右するかもしれ ない重大な仕事だということを
十分に認識して社会的責任 を果たしていってほしいです。
経営の問題も大事ですが、 それ以上に顧客の幸せを第一に
考えられる企業が成功する のはずです。
これからの医薬品業界の「正しい」発展を願って
この発表の結びとしたいと思います。


Reference URL

・ 日本政策投資銀行レポート
・ドイツ自然 療法を訪ねて



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