あたたかいのは/南 壮一郎


個人的には田舎、農村にはあまりいいイメージがない。
私の両親の実家は両方田舎なのだが、非常に閉鎖的で面倒なしきたりや複雑な人間関係があり、部外者に向ける目は冷たいか好奇心に満ちたものだった。
それだけに、天栄村の皆様が我々を温かく迎えてくださったことには大変驚いた。
「天栄村を知ってほしい」「また来てほしい」といったお話も、田舎の集落は閉鎖的だと思い込んでいた私にとっては意外なものだった。
美味しいお米作りに全力で取り組んでいることは知っていたし、お米の知名度をあげる取り組みにも力を入れているのだろうとは思っていた。
しかし、天栄村があんなにも明るく開放的で気持ちのいい人がたくさんいる空間だとは思っていなかった。
このことはDVDを見ても、余所で天栄村のお米を食べても知りえなかったことである。
天栄村のお米は私の人生で最も美味しいお米だったが、天栄村の素敵な雰囲気、それを支える皆様の温かさはお米の味に勝るとも劣らぬ魅力があると感じた。
これからも天栄村には温かなままで、お米の味と人の温かさが知れ渡ってほしいと思っている。
そして、これからも天栄村を訪れる機会があれば、是非またお邪魔したい。

   
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