【短歌】 村とわたしの七色七首/青木 ゆふ乃


いま天と栄えし村に降り立てばふるさとより濃き風の香ぞする

口笛を混じえつつ草取る背中ひたすらに押している炎天

この花はキャサリンこれはジョセフィーヌ名付けし草の土に還りぬ

ビー玉に映る青田は空に似て逆さの空にラムネあふれる

湯の花がとけゆくまでの短夜の長湯にわれが浸かりいるなり

繋げない星と星かと歩みよれば一斉に散る蛍のひかり

少しずつ村の身体になりゆくか村の米食み酒飲むゆえに

   
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