2004年度 よむよむ座 後期第四回
 
詩吟をいっしょに――ビギン・ザ・詩吟

パフォーマーと演目の解説


演者紹介
:平賀源山
岳城流詩吟練士六段。東京景山会所属。幼少時に詩吟と出会い、編集者(筑摩書房)として勤務する傍ら、詩吟の研鑽を重ねてきた。現在は、さまざまなシーンで詩を吟じる実践とともに、和漢の詩に詠み込まれた思いを歴史的背景や細かな語釈を踏まえて連作として再構成する、「構成吟」にも取り組んでいる。代々続いた江戸っ子の家系で、隅田川の土手は毎朝の詩吟のお稽古場でもある。

演目:『富士山』、『偶成』、『川中島』ほか

演者と演目について:
平賀源山さんは昨年に引き続いて、よむよむ座には2回目のご出演です。
先日、大教室で「詩吟を聞いたことがありますか?」と問いかけたところ、聞いた事があるという学生さんは、たったの一人。あの力強く、爽快な世界を知らずに、卒業していくのは、ほんとうに残念なことだと思います!
源山さんは、編集者として長年、数多くの書籍を刊行してこられたと同時に、教科書の編集にも従事してこられました。今回は、教育の現場を目指しておられる方々のことも配慮して、詩吟の歴史についてのミニ講義もしてくださいます。
吟じていただく作品は、詩吟を学ぶ人ならごく初期に取り組む、石川丈山「富士山」や、頼山陽の「川中島」など8編。最後には聴きに来てくださった方々全員で、声を出してみようとおっしゃっています。
源山さんの暖かなお人柄がそのまま表れた吟詠の響きに、あなたも声を出してみませんか。

源山さんのことば:
毎朝、隅田川のほとりを散策しながら、詩吟の稽古をしています。季節の推移を感じながら、人間の根源的な心のありようをことばに乗せて問いかけていると、さまざまな発見があります。その一端を、今回はみなさんと共有してみたいなと考えています。