反射率測定


分光計器

測定系

ランプの白色光を分光し,上図の光学系で試料の反射率を測定することができます。
ランプは250~500nmの領域ではキセノンランプ,390~1800nmの領域ではハロゲンランプを使用しています。

 





赤外線FTIR分光装置

測定系

検出したレーザー光をフーリエ変換し,0.04eV~0.7eVの赤外線領域の反射率スペクトルを測定することができます

  



 実験データ例
 先ほど紹介した分光装置とFTIR装置を用いて,反射率を測定し,光学伝導度に変換したデータを紹介します。

  

上の図は,BaV10O15の反射率を各電場の方向で測定し,クラーマス・クローニッヒ変換により光学伝導度の温度依存性を表したグラフとなっています。横軸はフォトンのエネルギーを表し,縦軸は光学伝導度を表しています。

Phys. Rev. B 81, 060405(2010).

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