乱れた系の相転移の複素比熱測定

+ 複素比熱?
 比熱とは熱流δHを与えたときにどれだけの温度変化δTがあるかの関係で

  
のように表される量です。

ここで、熱流δHを周期的に変化させた場合、温度変化δTとの間に時間の遅れとして位相のずれが生じる場合があり、
比熱が複素量になるわけです。

例としては液体が非晶質のガラスに転移するガラス転移温度近傍で比熱が複素量になることが知られています。
また、比熱が複素量である場合熱を与えられた系が平衡状態に達する緩和が起こるのですが緩和であるので周期的な熱流が与えられた場合、特定の周波数で比熱が急激に減少することが予想されます。


+ 研究内容
 我々の研究室では遷移金属酸化物への応用を考えています。
現在は単結晶マンガン酸化物の電荷整列相転移における複素比熱とその緩和の測定を目標としています。



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