WaveSurferリファレンスガイド
 

早稲田大学 人間科学部 菊池英明
 

(2004/08/26) 公開

 

本文書では、WaveSurfer(ver.1.7.1)の機能一覧を解説します。 利用における全般的な解説はこちらをごらん下さい。

[目次]

1. メニュー

2. アイコン

3. 音声ファイルウインドウ

4. 各Paneのポップアップメニュー・プロパティ

5. Preferences

1. メニュー

 

File    
  New 新しいウインドウを開く。複数の音声ファイルを並べて表示したい場合に使う。
Open 新しい音声ファイルを開く。全ての操作に先駆けて行う。
Revert 画面上で編集した状態からファイルの状態に戻す。
  Chooser 開くファイルを任意に選択するのではなくリストから選ぶ際に使う。あらかじめパスのリストをテキストファイルで用意しておく必要がある。
Save 画面上で施した編集結果をファイルに上書き保存する。
Save As 画面上で施した編集結果をファイルに別名保存する。
Save Selection 画面上で指定した範囲をファイルに保存する。
  Show Console Tcl/Tkのコンソールを開く。GUIアプリケーションをコマンドで操作するために使う。
Print 印刷や印刷画面のプレビュー、またPSファイル出力をする際に使う。
Preferences WaveSurferの種々の設定。後述の[Preferences]参照。
  Associate File Types 音声ファイルの形式毎にWaveSurferとの関係付けの設定を行う。
Close 開いた音声ファイルを閉じる。
Exit WaveSurferを終了する。
   
Edit    
Undo 一つ前の編集操作を取り消して元に戻す。(あくまでも画面上でのものです)
Cut 選択した範囲を切り取る。
Copy 選択した範囲をバッファにコピーする。
Paste バッファにコピーしてある内容を貼り付ける。
Mix Paste バッファにコピーしてある内容を貼り付ける際に割合を指定する。
Select All 開いた音声ファイルの全ての範囲を選択する。
  Selection to New 選択した範囲を新しいウインドウに開く。
  Zero Cross Adjust 選択範囲の終端を時間軸とクロスする位置に自動調整する。
   
Transform    
  Convert 音声ファイルのサンプリング周波数、エンコーディング方法、チャンネル数を変換する。
Amplify 振幅を変える。音声を加工する際に使う。
Fade フェードイン・アウトを設定する。音声を加工する際に使う。
Normalize 正規化を設定する。音声を加工する際に使う。
Echo エコーを設定する。音声を加工する際に使う。
Mix Channels 音声のミキシングを行う。<ver.1.7.1では使用不可能>
Invert 位相を反転する。
Reverse 時間軸の方向で反転する。
Silence 無音にする。
Remove DC DCオフセット(電圧による影響)を取り除く。
   
View    
Master Widget 開いている音声ファイルのうちからマスターを決める。
Zoom In 画面をズームアップ(拡大)する。
Zoom Out 画面をズームアウト(縮小)する。
Zoom Out Full 画面の全範囲が見えるようズームアウト(縮小)する。
  Zoom To Selection 選択した範囲が全て見えるようズームする。
   
Help    
Manual マニュアルを表示する。
FAQ FAQを表示する。
Forum Forumを表示する。
About Plug-ins プラグインについての説明。
  About WaveSurfer WaveSurferについての説明。
  Time display format 時間表示の形式を設定する。
  Show level meter 再生時のレベルメーター表示を設定する。
  New sound rate/encoding/channels 新しく開く音声ファイルがヘッダレスの場合のサンプリング周波数、エンコーディング方法、チャンネル数を指定しておく。
  Open new sound in "  " window 新しく開く音声ファイルを同じウインドウ内に開くか(common)、別ウインドウで開くか(separate)を設定する。
  Save copy of preferences in configuration file ここで指定した情報をコンフィギュレーションファイルに記録する。

 

2. アイコン

 

アイコン群の左から(1)〜(13)とし、以下にそれぞれを説明する。

(1) (2) (3)   (4) (5)   (6) (7) (8) (9)  (10)(11)(12)(13)

 

(1)新規ファイル

    新しいウインドウを開く。複数の音声ファイルを並べて表示したい場合に使う。メニュー"File"->"New"と同等。

(2)ファイルオープン

    新しい音声ファイルを開く。全ての操作に先駆けて行う。メニュー"File"->"Open"と同等。

(3)ファイル保存

    画面上で施した編集結果をファイルに別名保存する。メニュー"File"->"Save as"と同等。

(4)印刷

    印刷や印刷画面のプレビュー、またPSファイル出力をする際に使う。メニュー"File"->"Print"と同等。

(5)ミキサー

    再生時の左右チャンネルからの出力バランスを調整する際に使う。

(6)カット

    選択した範囲を切り取る。

(7)コピー

    選択した範囲をバッファにコピーする。

(8)ペースト

    バッファにコピーしてある内容を貼り付ける。

(9)アンドゥ

    一つ前の編集操作を取り消して元に戻す。(あくまでも画面上でのものです)

(10)拡大

    画面をズームアップ(拡大)する。

(11)縮小

    画面をズームアウト(縮小)する。

(12)ズームフルアウト

    画面の全範囲が見えるようズームアウト(縮小)する。

(13)選択範囲へのズーム

    選択した範囲が全て見えるようズームする。

3. 音声ファイルウインドウ

 

音声ファイルウインドウに表示されるアイコン群について説明する。

なお、音声ファイルウインドウに表示したいアイコンは、"Preferences"->"Misc"->"Icons"で選択できる。

 

 

 

先頭位置にジャンプ

再生

繰り返し再生

一時停止

停止

終端位置にジャンプ

録音

音声ファイルウインドウを閉じる(関連するPaneも同時に閉じる)

4. 各Paneのポップアップメニュー・プロパティ

 

まず、Pane毎のポップアップメニューを以下に列挙する。

共通    
Create Pane Paneを新しく作成する。
Delete Pane Paneを削除する。
  Apply Configuration コンフィギュレーションを適用する。
  Save Configuration コンフィギュレーションを保存する。
Properties プロパティ(属性)設定ウインドウを開く。
音声波形    
  Spectrum Section スペクトルを表示する。
LTAS ?
  Waveform Blow-up 一部を拡大して表示する。
  Waveform Controls 垂直方向に引き伸ばして表示する。
スペクトログラム  
  Spectrum Section 同上
LTAS 同上
  Spectrogram Controls スペクトログラム表示を調整する。
基本周波数/パワー  
Open Data File データファイルを開く。
Save Data File データファイルとして保存する。
ラベル    
Play Label 当該ラベルの区間を再生する。
Insert Label ラベルを挿入する。
Select Label 当該ラベルを選択する。
Align Label 選択範囲の両端にラベルを割り付ける。
Browse ラベルを検索する。
Delete Label 当該ラベルを削除する。
  Load Transcription ラベルファイルを読み込む。
Load Text Labels テキスト形式のラベルファイルを読み込む
  Save All Transcriptions 全てのラベルPaneの内容をファイルに保存する。
  Save Transcription As 当該ラベルPaneの内容をファイルに保存する。
  Split Sound on Labels ?

 

次に、ポップアップメニュー内のPropertiesの内容を以下に示す。

 

Pane Paneの属性を設定する。
Selection color 選択範囲の色
  Selection frame color 選択範囲の枠の色
Y-axis color Y(垂直)軸の色
Y-axis font Y(垂直)軸のフォント
  Background color 背景の色
Coursor color カーソル(線)の色
Pane height Paneの高さ
  Vertical zoom factor 垂直方向のズームアップ(拡大)率
  Display selection length 選択範囲の長さを表示(?)
Waveform 音声波形に関する属性を設定する。
Waveform color 音声波形の色
Show channel 複数チャンネルが存在する場合、表示するチャンネルを指定する。
  Auto-scale waveform 垂直軸に全ての音声波形が収まるように自動調整する。  
Value at top 自動調整をしない場合に、垂直軸の最大値を設定する。
  Sub-sample waveform at low resolution 低解像度の場合のサンプル間補間を行う。
  Trim waveform endpoints to integer pixels ?
  Record scroll speed 録音時のスクロール速度
  Pre-draw graphics 表示前に画像情報を用意する。
Spectrogram スペクトログラムに関する属性を設定する。
  FFT window length FFT窓長
  Analysis window type 分析窓の種類
  Analysis bandwidth 分析バンド幅
  Pre-emphasis factor プリエンファシスの係数(?)
  Cut spectrogram at スペクトログラムをカットする周波数
Brightness 明るさ
Contrast コントラスト
  Grid frequency spacing ?
  Grid time spacing ?
Grid color ?
  Spectrogram color スペクトログラムの表示色
  Record scroll speed 録音時のスクロール速度
Show channel 複数チャンネルが存在する場合、表示するチャンネルを指定する。
  Draw stippled selection 選択範囲を点描で表現する。
  Pre-draw graphics 表示前に画像情報を用意する。
Data Plot データプロット(基本周波数、パワーも含む)に関する共通の属性を設定する。
  Data filename extension データファイルの拡張子
Data file path データファイルのパス
  Number of header lines to skip スキップする(読み飛ばす)ヘッダの行数
  Column delimiter データの区切り記号
Backdrop type 背景に表示する
  Plot column ファイルに記された何番目のデータをどの色と模様でプロットするかを指定する。
Lock data plot データプロットをロック(変更不可能に)する。
  Save only data values for current selection 選択範囲のデータを保存する。
  Plot value bounds プロットの値の範囲
Power plot パワーに関する属性を設定する。
  Analysis window length 分析窓長
  Analysis window type 分析窓の種類
  Pre-emphasis factor プリエンファシスの係数(?)
Frame interval フレーム長
Show channel 複数チャンネルが存在する場合、表示するチャンネルを指定する。
Max power value 最大値
Min power value 最小値
  Add header in export file ファイル出力(Save Data File)時にヘッダを加える。
Pitch contour ピッチ(基本周波数)に関する属性を設定する。
Pitch method ピッチ抽出の方法
Max pitch value 最大値
Min pitch value 最小値
Frame interval フレーム長
  Show background note scale 音楽のスケールを表示する。
Scale color 音楽スケールの色
  Pitch preview during record 録音時にピッチのプレビューを行う。
  Record scroll speed 録音時のスクロール速度
  Add header in export file ファイル出力(Save Data File)時にヘッダを加える。
Trans1(Trans2,...) トランスクリプションに関する属性を設定する。
Label file format ラベルファイルの形式
Label alignment ラベルのアライメント(割付)位置
  Label filename extension ラベルファイルの拡張子
Label file path ラベルファイルのパス
  Label file encoding ラベルファイルの文字エンコーディング方法
Label color ラベルの色
Boundary color ラベル境界線の色
  Background color 背景の色
Font ラベルのフォント
  Lock transcription ラベルをロック(変更不可能に)する。
Quick transcribe 簡易編集を可能にする。
  Max cursor movement for current label カレントラベルの最大移動幅
  Extend boundaries into waveform and spectrogram panes 音声波形とスペクトログラムのPaneにラベル境界線を表示する。
  Move coinciding boundaries in other transcription panes 他のトランスクリプションPaneの同位置の境界線を同時に動かす。
Sound 音声に関する情報を表示・設定する。
  Sound file format 音声ファイルの形式
Sample rate 音声ファイルのサンプリング周波数
  Number of channels 音声ファイルのチャンネル数
  Sample format encoding 音声ファイルのエンコーディング方法
Sound length 音声の長さ
File size 音声ファイルの大きさ
File date 音声ファイルの作成日時
Set sample rate サンプリング周波数を設定
  Set sample encoding エンコーディング方法を設定
  Set number of channels チャンネル数を設定
Playback 再生に関する情報を表示する。
Channel mapping  

 

 

5. Preferences

 

Keys    
  Toggle play/pause 音声ファイルの再生・一時停止の切り替え
Toggle play/stop 音声ファイルの再生・停止の切り替え
Play at cursor カーソル位置からの再生
  Play whole sound 音声ファイルの全範囲を再生
  Play whole selection 選択した範囲を再生
  Play visible sound 表示されている領域を再生
Play loop 繰り返して再生
  Zero cross adjust 選択範囲の終端を時間軸とクロスする位置に自動調整する。
  Toggle message bar lock メッセージバー(最下部)表示のロックの切り替え
Zoom out full 音声ファイルの全範囲が見えるようズームアウト(縮小)
  Zoom to selection 選択した範囲が全て見えるようズーム
Zoom in 音声ファイルをズームアップ(拡大)
Zoom out 音声ファイルをズームアウト(縮小)
   
Raw files    
Misc    
Input device 入力装置を選択する。
Output device 出力装置を選択する。
Print command 印刷コマンドを設定する。詳細はFAQを参照。
  Preview command 印刷プレビューコマンドを設定する。
  Record time limit 音声を録音する際の最長時間を設定する。
  Sound storage 音声ファイルをメモリ上にロードするか(load into memory)、ディスクに置いたまま使用するか(keep on disk)を設定する。サイズの大きいファイルを扱う際に生じるトラブルには後者を選ぶことで解決するものがある。
  Temporary directory テンポラリ(一時的な)ディレクトリを設定する。
  Popup-menu event ポップアップメニューを開くためのキー操作を設定する。
icons 音声ファイルのウインドウに表示するアイコンを選ぶ。
Max zoom-in ズームアップ(拡大)できる最大の大きさを設定する。
  Scroll type during playback 再生時に画面をスクロールさせるかどうかを設定する。
  Use configuration 通常音声ファイルを開くたびに設定するコンフィギュレーションを固定にする場合に設定する。
  Time display format 時間表示の形式を設定する。
  Show level meter 再生時のレベルメーター表示を設定する。
  New sound rate/encoding/channels 新しく開く音声ファイルがヘッダレスの場合のサンプリング周波数、エンコーディング方法、チャンネル数を指定しておく。
  Open new sound in "  " window 新しく開く音声ファイルを同じウインドウ内に開くか(common)、別ウインドウで開くか(separate)を設定する。
  Save copy of preferences in configuration file ここで指定した情報をコンフィギュレーションファイルに記録する。

 

以上。