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Komatsubara Lavoratory
経営システム工学と人間生活工学とのかかわり
 

経営システム工学科と人間生活工学紹介
 ■メッセージ*受験生の方へ■ 

日本で「経営」というと、会社経営など、いわゆる商業と同義と取られることがありますが、それは必ずしも適切な理解ではありません。経営は英語で言うとマネジメントであり、その意味は”何とかやり繰りすること” ということです。つまり経営システム工学とは、システムを工学の対象とし、その”やりくり”技術を研究する学問・技術です。端的に言うと、経営システム工学のミッションは、socio-technical system (社会技術システム)のデザインとマネジメントといえます。socio-technical systemとは、生産、情報通信、交通、物流、商取引、医療、電力など、我々の生活基盤となる社会的存在の技術システムのことであり、全国規模・地球規模に巨大化し、かつ高度な科学技術を利用しつつ、ますます複雑化してきています。こうしたシステムを企画設計、構築、開発、維持、運用するためには特別な技術が必要であり、経営システム工学は、まさにこの技術を取り扱っています。

socio-technical system には、様々なものがありますが、その構成要素としては、「人」「もの」「お金」「情報」が共通しています。それぞれの要素の特性を深く理解したうえで、計画、情報、統計などの数理技術や、システム工学の技術を用いながらそれらを適切に組み合わせ、最終的には、socio-technical system による便益を享受すべき人々(生活者)のQOL(quality of life; 生活の質)を高めることが目標となります。

経営システム工学における人間生活工学は、このようなsocio-technical systemにおいての「人」のことを工学的に扱っています。現代社会においてsocio-technical system が期待される成果を挙げるために、この視点からの設計技術は欠くべからざる存在となっています。具体的には次が課題となってきます。

  • ヒューマンエラーの防止や安全の向上、すなわちシステム安全における人的因子に係わることがら
  • 働く人の立場の安全や意欲を考えた、効果的な作業設計、作業環境設計や、教育訓練に係わることがら
  • 設計品質、作業品質など、作業者のミスに起因する製品の品質問題の回避と、品質保証・向上に係わることがら
  • QOL、すなわち 生活者視点からの生活クリエイト、そのための生活調査、商品企画、製品設計に係わることがら

人間生活工学は「人」をモデル化し、これらの課題に立ち向かいます。人のことを扱うので、心理学、生理学、解剖学や、社会学など、人に関わるサイエンスと密接なかかわりを持っている点がユニークといえるでしょう。地に足のついた柔軟な発想と興味が必要となります。

【経営システム工学科の歴史】
早稲田大学創造理工学部経営システム工学科は、1935年に理工学部に設置された工業経営分科(1943年工業経営学科)を前身とし、1996年に経営システム工学科に名称を変更しました。創立されて80年の歴史を有しています。往時から工業製品の量産、品質管理などの技術研究が主要な教育研究領域でしたが、現在ではそれに加え、製品企画から物流までの製品開発プロセス全体のマネジメント、それにまつわる情報通信システムインテグレーション、サービスイノベーションなど、現代社会の要請にこたえる技術研究・教育を行っています。

 

 

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