マルチメディア及びその背景について

調べること:各テーマについて、知っておくべき基本的事柄、興味深い事実など
発表時間: 質疑応答を含めて15ー20分間(発表15分、質問5分が標準)
発表形式: 口頭発表。ビジュアルに見せられるものがあるといい。図版の見せ方については事前に相談に乗る。後期にこれを元にウェブサイトを作る予定なので、それを考慮して発表方法や資料を考えておくといい。以下のテーマから判断して、「このようなテーマで調べてみたい」という提案も歓迎。



I.メディア史:物理メディアから光学メディアへ

1.『メディア技術』以前の情報伝達
・紙の発明と書写、写本
・狼煙、光、太鼓など、遠隔情報伝達
・飛脚、早馬など、情報の物理的移動

2.メディアというべきものの登場
・印刷、活字(グーテンベルク)と大量複製技術
・明治時代以前の日本の印刷技術(浮世絵、草紙、瓦版など)
・新聞の登場
・広告の歴史(西欧、日本)

3. 空間をとらえる
・透視画法
・カメラ・オブスキュラ
・写真の発明

4.幻影と映像
・影絵芝居
・ゾートロープと驚き盤
・幻燈
・アニメーション

5.VR以前の「仮想現実」
・覗きからくり(ピープショー)
・パノラマ
・立体眼鏡と立体映画

II. 「電気」から「電子」さらに「ディジタル」な時代 (ここでは映画を除外)

1.電子的メディア
・ラジオ
・テレビ
・ビデオ
・LDの発明と衰退

2.コミュニケーション
・電報
・無線
・ファクス
・ポケベル
・携帯電話の歴史

3.ディジタル・エンターテイメント
・ゲームアーケードの変遷
・家庭用TVゲームの歴史と現在
・CGの成立過程
・映画の特殊効果とディジタル技術

4.マルチメディアとその周辺
・パソコン通信とは?
・インターネットとWWWの成立
・メールの仕組み
・携帯電話の現在
・ケータイゲーム、アプリ
・着メロビジネス
・双方向TV(インタラクティブTV)とは何?
・DVDの種類としくみ
・エンターテイメント・ロボット
・バーチャルリアリティの歴史と現在
・ウェラブル・コンピュータ
・バーチャル美術館
・オンラインゲーム
・ネットショッピング
・ネットオークションの実際と問題点

III. ディジタル時代の現状と課題
1.社会的問題
・知的所有権
・ネット犯罪
・セキュリティとプライバシー

2.心理的問題
・仮想現実と身体性
・ケータイ依存症
・「ゲームオタク」は危険か?