草原真知子

東京生まれ。国際基督教大学教養学部自然科学科卒業(数学及び科学史専攻)。のち美術を学ぶ。工学博士(東京大学)。早稲田大学文学部教授。

1983年からメディアアート・キュレーターとして主にCG、マルチメディア、インタラクティブ・アートの分野で活動してきた。現在は芸術と科学技術、文化論、社会論の境界領域としてのディジタルメディア論の研究と、その実践としてのキュレーションに取り組んでいる。

科学万博(筑波)、世界デザイン博(名古屋)、 東京都写真美術館NTT/ICC(NTTインターコミュニケーションセンター)などの他、国内外で企画展示、プロデュースに関わり、国際公募展の 審査や海外での講演も数多い。
CG、メディアアート、映像史 (文化庁メディア芸術プラザ・ウェブミュージアム参照)の分野での教育・研究活動や、アーティストのグループ「ディジタル・イメージ」の設立、NICOGRAPHなど関連分野の学会・団体の企画・運営に長年携わり、メディアアートの振興と教育普及に努める一方、メディア論の立場から通信、VR、人工生命など科学技術の境界領域とアート、エンターテイメントとの相関関係を研究。ディジタル技術が人間のイマジネーションや創造性に何をもたらすか、文化やものの考え方との間にどのような相互的影響が生じているかがテーマ。2001年夏の未来体験博(神戸市主催)「ふしぎ ジャングル」で、メディアアートとメディアテクノロジーの大型展示を監修。
国内での著述、講演の他、IMAGINA, SIGGRAPH, ACM Multimedia, ISEA, Annecy International Animation Festival, SYNWORLD, CAA, Japan Society(NY), Growing Things ( The Banff Center), ALIFE VII ,MILIA, The Banff Television Festival,ARCO他、多くの国際シンポジウムで研究発表、講演を行っている。

2002年4月より2003年3月までUCLA芸術学部Department of Design|Media Arts客員教授。"Digital Image Creation and Manipulation (Spring 2002, Winter 2003), "Current topics in Technology "(Spring 2002), "Media Studies" (Fall 2002), "Japanese Media Culture" (Fall 2002)を教えると同時に、特別講演シリーズの企画を担当した。

東京工芸大学芸術学部映像学科助教授を経て、1998年4月より2003年3月まで、神戸大学大学院自然科学研究科助教授(情報メディア科学・メディア創造講座)。 また、創立当初より、IAMAS(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)非常勤講師、インターメディウム研究所(IMI「大学院」講座)で講義を行う。

ICCアドバイザー、文化庁メディア芸術祭企画委員・審査委員、MMCAグランプリ企画委員・審査委員・アート部門審査委員長、 東京都写真美術館収集委員、 日本VR学会企画委員・論文委員、日本映像学会理事・論文誌編集委員、科学技術振興事業団<「サイエンスチャンネル」委員、SIGGRAPH 2001 Art Show ArtSite審査委員などをつとめる。
Portrait in Cyberspace (MIT Media Lab), Interactive Media Festival (1994,1995), アルス・エレクトロニカ(1997,1998,1999,2001), MILIA, UNESCO Web Prize(1998,1999), SFMOMA Webby Award (2000), LIFE3.0(2000),LIFE4.0(2001), LIFE5.0(2002)など多くの国際公募展の審査委員を歴任。
SIGGRAPH93 Machine Culture, ISEA94, ISEA2000 , Cyberconf Vなどの国際委員として企画・論文査読などを行った。

主な著作: "The Robot in the Garden" (共著、2000、MIT Press) ,「アートと映像制作のためのマルチメディア(岩波講座マルチメディア情報学10「自己の表現」、共著、2000、岩波書店),Art@Science(共著、1997、Springer)、"Cyberarts"(共著、1997、Springer)、「インターメディウム・テキストブック」(共著、1997、光琳社)、"Computer Graphics Anthology" (LD10枚組+解説書、1988、 文献社)、"Computer Graphics Access" (LD7枚組+解説書、1991、 文献社)、「テクノカルチャー・マトリクス」(共著、NTT出版、1994)、「人工生命の美学」(共著、1993、洋泉社)、"Hyper Image Museum" (共著、1994、エフツウ、CD−ROM)など多数。論文・著作は10カ国語13カ国で出版されている。

主な作品: 
個人作品:「ディジタルな植物図鑑」(1991、1992)、「時間の博物誌」(1993)他を銀座ワシントンアート、大阪府立現代美術センター、Turku Art Museum, Rauma Art Museum. Alvar Aalto Museum(以上フィンランド), Media Musee(France) 他で展示
共同制作:「国際連画」( SIGGRAPH94)、"Fantastic Phantom Slipper"(1997年日本VR学会大会、SIGGRAPH98 Augmented Realities)、"Ride of Your Life"(ISEA94) 他。

目次に戻る