早稲田大学 先進理工学部 応用物理学科

溝川研究室

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メンバー:

学年    氏名              研究テーマ

教授    溝川 貴司     相関電子物理学

M2     守田 智洋     Biカルコゲナイド超伝導体のバンド構造・フェルミ面

M2     松澤 悠        銅酸化物超伝導体のバンド構造・フェルミ面

M2     密岡 拓心     励起子絶縁体のバンド構造・フェルミ面

M2     室田 康太     異常原子価を持つ遷移金属酸化物の電子状態と熱体積効果

M1     赤羽 祐香     多バンド構造を持つカルコゲナイド系の熱電材料

M1     島岩 泰暉     ワイル金属のバンド構造・フェルミ面

M1     森綱 尚輝     銅酸化物高温超伝導体の共鳴非弾性X線散乱

M1     安田 辰徳     電荷軌道揺らぎを持つ酸化物系の熱電材料

M1     山口 智之     チタン酸化物系の強相関光触媒材料の開発

B4      糸田 海透     リチウムイオン電池電極材料の電子状態

B4      竹田 早英桂  熱電材料のバンド構造と熱電特性

B4      角田 卓弥     キタエフ格子物質の電子状態

B4      氷上 颯馬     鉄系超伝導体のバンド構造・フェルミ面

B4      藤井 雅人     マンガン酸化物系の光触媒材料の開発

                                                                                             

連絡先:東京都新宿区大久保3−4−1

早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N309A

 

 

新着情報

2019年度

9/24 Dashさんが第1著者、2015年度卒研生の榎本さんが第2著者の論文が出版されました。

Temperature-dependent evolution of Ti 3d spectral features at surface of BaxTi8O16+δ,

S. Dash, H. Enomoto, T. Kajita, K. Ono, K. Horiba, M. Kobayashi, H. Kumigashira, V. Kandyba, A. Giampietri, A. Barinov, F. Stramaglia, N. L. Saini, T. Katsufuji, and T. Mizokawa,

Phys. Rev. B 100, 125153 (2019).

 

9/10-13 岐阜大学で開催された日本物理学会秋季大会で、研究室のメンバー12名が12件の発表を行いました。

 

8/22 杉本拓也さんが第1著者の論文が出版されました。

Inhomogeneous charge distribution in a self-doped EuFBiS2 superconductor,

T. Sugimoto, E. Paris, K. Terashima, A. Barinov, A. Giampietri, T. Wakita, T. Yokoya, J. Kajitani, R. Higashinaka, T. D. Matsuda, Y. Aoki, T. Mizokawa, and N. L. Saini,

Phys. Rev. B 100, 064520 (2019).

 

4/1 藤森淳先生(東京大学名誉教授)が理工学術院の客員教授として着任されました。当研究室で高温超伝導を研究する大学院生を指導してくださいます。

 

2018年度

3/31 Dashさんが任期を終えて帰国しました。

3/24 前田瑞綺さん、松本凌弥さん、八木原統さんが修士課程を修了しました。

 

3/14-17 九州大学で開催された日本物理学会第74回年会で、赤羽祐香さん、島岩泰暉さん、森綱尚輝さん、安田辰徳さん、山口智之さんが研究成果を発表いたしました。

 

1/11-13 早稲田大学で開催されたThe 19th JAPAN-KOREA-TAIWAN SYMPOSIUM ON STRONGLY CORRELATED ELECTRON SYSTEMS (JKT19) において前田瑞綺さん、密岡拓心さんが研究成果を発表いたしました。

 

1/11 Dashさんが第1著者の論文が出版されました。

Temperature-dependent valence state within the metallic phase of BaV10O15 probed by hard x-ray photoelectron spectroscopy,

S. Dash, M. Okawa, T. Kajita, T. Yoshino, R. Shimoyama, K. Takahashi, Y. Takahashi, R. Takayanagi, T. Saitoh, A. Yasui, E. Ikenaga, N. L. Saini, T. Katsufuji, and T. Mizokawa,

Phys. Rev. B 99, 035122 (2019).

 

11/19松本凌弥さんが第1著者の論文が出版されました。

Orbital-dependent band renormalization in WTe2 revealed by angle-resolved photoemission spectroscopy,

R. Matsumoto, T. Sugimoto, T. Mizokawa, N. L. Saini, M. Arita, R. Jha, R. Higashinaka, T. D. Matsuda, and Y. Aoki,

Phys. Rev. B 98, 205138 (2018).

 

10/1 Dashさんが第1著者、守田さんが第2著者の論文が出版されました。

Impact of valence fluctuations on the electronic properties of RO1xFxBiS2

S. Dash, T. Morita, K. Kurokawa, Y. Matsuzawa, N. L. Saini, N. Yamamoto, Joe Kajitani, R. Higashinaka, T. D. Matsuda, Y. Aoki, and T. Mizokawa,

Phys. Rev. B 98, 144501 (2018).

 

9/9-12 同志社大学で開催された日本物理学会秋季大会で、研究室のメンバー11名が12件の発表を行いました。

 

4/10 Dashさんが第1著者の論文が出版されました。

Anomalous metallic state with strong charge fluctuations in BaxTi8O16+δ revealed by hard x-ray photoemission spectroscopy,

S. Dash, T. Kajita, M. Okawa, T. Saitoh, E. Ikenaga, N. L. Saini, T. Katsufuji, and T. Mizokawa,

Phys. Rev. B 97, 165116 (2018).

 

2017年度

3/24 岩崎駿さん、岡本陽平さん、吉野翼さんが修士課程を修了しました。

 

3/22-25 東京理科大学で開催された日本物理学会第73回年会で、守田智洋さん、松澤悠さん、密岡拓心さんが研究成果を発表しました。

 

3/22 前田瑞綺さんが第1著者、山本健登さんが第2著者の論文が出版されました。

Unusually large chemical potential shift in a degenerate semiconductor: Angle-resolved photoemission study of SnSe and Na-doped SnSe,

M. Maeda, K. Yamamoto, T. Mizokawa, N. L. Saini, M. Arita, H. Namatame, M. Taniguchi, G. Tan, L. D. Zhao, and M. G. Kanatzidis,

Phys. Rev. B 97, 121110(R) (2018).

 

3/8 松本凌弥さん、前田瑞綺さんが広島大学での国際シンポジウム

The 22nd Hiroshima International Symposium on Synchrotron Radiation

で研究成果を発表いたしました。

 

9/29 吉野翼さんが第1著者の論文が出版されました。

Inhomogeneous electronic states associated with charge-orbital order/disorder in BaV10O15 probed by photoemission spectromicroscopy,

T. Yoshino, K. Wakita, E. Paris, A. Barinov, T. Kajita, T. Katsufuji, V. Kandyba, T. Sugimoto, T. Yokoya, N. L. Saini, and T. Mizokawa,

Phys. Rev. B 96, 115161 (2017).

 

9/27 岩崎駿さんが参加した論文が出版されました。

Orbital order and fluctuations in the two-leg ladder materials BaFe2X3 (X=S and Se) and CsFe2Se3,
Kou Takubo, Yuichi Yokoyama, Hiroki Wadati, Shun Iwasaki, Takashi Mizokawa, Teak Boyko, Ronny Sutarto, Feizhou He, Kazuki Hashizume, Satoshi Imaizumi, Takuya Aoyama, Yoshinori Imai, and Kenya Ohgushi,
Phys. Rev. B 96, 115157 (2017).

 

9/25 岡本陽平さんが第1著者の論文が出版されました。

Electronic structure and polar catastrophe at the surface of LixCoO2 studied by angle-resolved photoemission spectroscopy,

Y. Okamoto, R. Matsumoto, T. Yagihara, C. Iwai, K. Miyoshi, J. Takeuchi, K. Horiba, M. Kobayashi, K. Ono, H. Kumigashira, N. L. Saini, and T. Mizokawa

Phys. Rev. B 96, 125147 (2017).

 

9/21-24 岩手大学で開催された日本物理学会秋季大会で、前田瑞綺さん、松本凌弥さん、八木原統さん、守田智洋さん、黒川輝風さん、松澤悠さん、密岡拓心さん、室田康太さんが研究成果を発表しました。

 

研究内容

様々な固体が示す電気的・磁気的・光学的な性質はとても多彩で興味深く、それらの固体の中には

私たちの生活に不可欠な材料や将来役に立つと期待されている材料などが多数含まれています。

私たちは多種多様な固体が示す多彩な性質に興味を持ち、それらの固体の電子状態を研究すること

によって、固体の性質をより深く理解することを目指しています。

具体的には、紫外線〜X線という比較的高いエネルギーのフォトンを利用する分光的な実験手法

を用いています。このようなエネルギーの高いフォトンを真空中で固体に照射すると、光電効果

よって固体中の電子が励起されて真空中に放出されます(放出される電子は光電子と呼ばれます)。

この光電子のエネルギーや運動量を計測すると、光電効果の過程に関与するフォトンと電子の間に

成り立つエネルギーや運動量の保存則から、固体中の電子のエネルギーや運動量を知ることが可能

です(光電子分光法)。この光電子分光法を用いて、固体物理学の講義で勉強する電子の状態密度

バンド構造、そしてフェルミ面を測定することができるのです。また、十分にエネルギーの高い

X線領域のフォトンを照射しますと、フォトンが吸収されて内殻電子が伝導帯に励起されますが、

これにより電子で満たされていない部分を調べることができます(X線吸収分光法)。内殻電子の

エネルギー準位は元素によって決まっていますので、X線吸収分光法を用いると、固体中の特定の

元素を選んで伝導帯の電子状態を調べることができます。

 

 

光電子分光とX線吸収分光

 

 

 

 

光電子分光装置(静電半球型)

 

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角度分解光電子分光の例

 固体中のバンド分散(電子の波数とエネルギーの関係)を測定することができます。

 

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位置分解光電子分光

 固体表面のバンド構造を分域ごとに計測することができます。

spectromicroscopy.jpg

 

 

逆光電子分光

 固体に電子線を照射して放出される光のエネルギーを計測すると、電子が入っていない部分の

バンド構造を計測することができます。

 

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講義、論文リスト詳しい研究内容