ラグジュアリーブランディング研究所&MBA

Design & Brand Innovation Management / 概要

画像:「日本の〝こだわり〟が世界を魅了する」シンポジウム(2017年1月31日)

写真:左から澤良宏氏(Lexus International Executive Vice President)、山井太氏(株式会社 スノーピーク 代表取締役社長)、能作克治氏(株式会社 能作 代表取締役社長)、遠藤恵司氏(株式会社 ビームス 取締役副社長)、中内重則氏(経済産業省製造産業局伝統的工芸品産業室長(併)企画官(地場産品担当))、長沢教授

「日本の〝こだわり〟が世界を魅了する」シンポジウム(2017年1月31日)

高くても売れる製品、高くても熱烈なファンのいるブランドをつくる 日本発、ラグジュアリーブランディングを目指せ!

高い技術力や優れた品質を持ちながら、BOP(Base of the Pyramid )市場を目指して低価格戦略を採ったのでは、果てしなきコスト競争に巻き込まれ、品質向上著しい新興国に勝てるわけもありません。また、ものづくりが疲弊するばかりでなく、ブランド価値を下げることになります。これを打破するためには、高付加価値、換言すれば高価格でも売れるものをつくり、BOP市場ではなくTOP(Top of the Pyramid)市場を目指す必要があります。

また、景気低迷や経済不況の時こそ、他社には真似できない製品と、価格の競争ではなく独自の価値、独自の流通チャネル、独自のプロモーションで他社との横並びから脱する必要があります。このような「価格で競争しない」「創造力と独自性を武器にする」という戦略は、ルイ・ヴィトンなどのラグジュアリーブランドに一日の長があります。その戦略は、一言でいえば従来のマーケティング理論・ブランド理論の逆を行き「こだわりのものづくりと品質、物語のある製品を、高い価格で、限定された流通チャネルで、パブリシティを重視して販売する」のです。

こうした逆張りの法則を体系化した「ラグジュアリー戦略」は、従来の大衆消費財を対象としたマス・マーケティングとは根本的に違います。また、混同されがちなプレミアム戦略や、単なるファッション戦略とも異なります。
大衆消費財のマーケティングが米国で生み出され、P&Gのような巨大企業グループが発展させ世界中を制覇したように、ラグジュアリー戦略はヨーロッパで生まれ、主にフランスやイタリアの小さな家業が半世紀足らずで世界的なブランドに成長する過程で確立しました。その独創的な方法は、実は、ほとんどの文化圏における多くの事業に適用可能です。例えば、アップル社の旗艦店、B&O社のデザイン・オーディオ、ネスレ社のネスプレッソ・マシーン、BMWのミニ(車)、ラコステ ブランドの中国進出などに適用されています。

上述のような、イノベーションとクリエイティビティを活かした高くても売れる製品、熱烈なファンのいるブランドを生み出すラグジュアリーブランディングの理論と実践は我々の課題です。

当ゼミは ラグジュアリー ブランド業界のみならず、高くても売れるビジネスを目指す業界・企業・人を対象としています。「理論と実践の融合」を目指すWBS の土壌を存分に活かしつつ、日本のラグジュアリー ブランディング研究の最先端で、実務への示唆に富んだ研究・教育を行ってまいります。

長沢教授講義風景

写真 長沢教授講義風景

出典:WBSラグジュアリーブランディング系モジュールブローシュア
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