<モジュール設置科目(予定)>
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ITと経営戦略 | 内田 和成(ボストンコンサルティンググループ日本代表) 、太田 直樹(ボストンコンサルティンググループ日本ヴァイスプレジンデイト)、國領 二郎 (慶應義塾大学教授)、根来 龍之 (本学教授) |
ビジネスモデル研究 | 根来 龍之(本学教授) |
企業間関係とIT | 丹澤 安治(中央大学教授) 、竹田 陽子(横浜国立大学助教授) 、山田 耕嗣(専修大学助教授)、井上 達彦(本学助教授) |
顧客主導経営とIT | 中西 晶(都立科学技術大学助教授)、森田 正隆(立正大学専任講師) |
産業経済とIT | 安部 忠彦(富士通総研主席研究員)、浜屋 敏(富士通総研主任研究員) |
ITマネジメント | 奥井 規晶(本学客員教授、ベリングポイント株式会社 代表取締役) |
以下は、2003年度の授業概要です。2004年度は変更の可能性があります。
ITと経営戦略 根来 龍之・國領 二郎・内田 和成・太田 直樹
[講義内容] この授業は、事例研究を通じて、ICT(情報通信技術)の発展を前提にした経営戦略のあり方について考えます。 授業は、講義およびケースメソッド(討議を中心とした授業)で行います。 ケース討議の回は、授業前に自分なりの分析を行っておく必要があります。 B2Cビジネスが中心になりますが、B2Bビジネスの事例もいくつか議論する予定です。 ICTの具体的内容は、インターネットが中心になりますが、それ以外の情報技術の話も若干話題になります。 履修者の受講環境が対応できる場合には、数回の同期型遠隔授業(TV会議とチャットシステム利用)も検討します。 [授業計画または主な研究テーマ] 以下のように予定していますが、進行上の都合で一部変更の可能性があります。 1.4月15日(火) 根来 おかものネット(ネットスーパーの挫折) 2.4月22日(火) 根来 IYバンク(シンプルすぎるビジネスモデル) 3.5月 6日(火) 國領 オークネット2002(中古車オークション:プラットフォーム) 4.5月13日(火) 國領 アイスタイル(@コスメ)(化粧品サイトのケース:情報価値の収益化) 5.5月20日(火) 國領 プラネット2002 (流通構造改革) 6.5月27日(火) 國領 レクチャー(國領セグメントまとめ) 7.6月 3日(火) 内田 仮説検証(セブンイレブン他) 8.6月10日(火) 内田 リアルとサイバー(ツタヤ(CCC)、アスクル) 9.6月17日(火) 内田 コミュニティ型ビジネスモデル(eBay、リニジ) 10.6月24日(火) 太田 ソニーのプレーステーション(ビジネスモデルの進化とガバナンス) 11.7月 1日(火) 太田 トヨタの情報化戦略(インターネットITSにおけるモネの失敗とG-bookによるリターンマッチ) 12.7月 8日(火) 太田 韓国の動画チャットと米国のオンライン自動車保険(ブロードバンドの二つのビジネスモデル) 13.7月15日(火) 根来 未定(B2B-MROビジネスの成功要因) 14.7月22日(火) 根来 期末レポート・テーマ検討会 [教 科 書] なし [参考文献] 小野桂之介・根来龍之『経営戦略と企業革新』(朝倉書店) 國領二郎『オープン・アーキテクチャー戦略』(ダイヤモンド社) 内田和成『デコンストラクション経営革命』(日本能率協会) [評価方法] 出席および発言点 50% 期末レポート 50% [そ の 他]
ビジネスモデル研究 根来龍之
[授業内容] この授業では、ネット/リアル複合時代のビジネスモデルについて考えます。ビジネスモデルとは、事業構造の設計図あるいは、事業の構造図のことです。この授業では、ビジネスモデル分析・設計のフレームワークについて論じます。 講義の一部は、非同期型ネットコンテンツとして提供(事前配信)される予定です。 履修者は、事前配信される講義を受けた上で、実際に事例を分析することが求められます。 この際に、パワーポイントを使えることが必要です。 [主な研究テーマ] 具体的には、ビジネスモデルについて、以下のテーマを扱います。 1.ビジネスモデルの分析:産業モデル(産業構造)、市場モデル、戦略モデル、オペレーションモデル、サプライチェーンモデル、収益モデルの変化について考えます。 2.内部モデルの分析:ビジネスモデルに経営者の認識や価値がどう反映しているかについて考えます。 3.顧客関係モデル:顧客の視点と企業の視点の違いから、望ましい顧客関係について考えます。
[講義計画] (注)講義計画は授業の進行によって変更される場合があります。
コンテンツ事前配信開始 | 授業日(土) | テーマ(事前配信) | (テーマ)当日 | |
1 | 4/6 | 4/19 | ビジネスモデル分析の理論と事例 |
状況地図(見本) BMの正当性問題(講義) |
2 | 4/20 | 5/10 | 市場モデル、競合モデル |
状況地図(4/25)、3つの基本モデル(5/9)(報告) 事業ドメイン論の系譜(講義) |
3 | 5/11 | 5/24 | 収益モデル、内部モデル分析 |
市場モデル、競合モデル、収益モデル(報告) ネットビジネスの差別化戦略(講義) |
4 | 5/25 | 6/21 | サプライチェーンの関係マネジメント |
内部モデル分析、SCモデル(報告) まぐろのサプライチェーン(講義) |
5 | 6/22 | 7/5 | 産業モデルとビジネスモデル |
産業モデルとビジネスモデル(報告) 資源ベース戦略論の批判的発展(講義) |
6 | 7/6 | 7/19 | 顧客関係モデル | 全員プレゼン(1):個人研究 |
7 | 7/20 | 7/26 | 全員プレゼン(2):個人研究 |
[教 科 書] 根来龍之編『ビジネスモデル分析の理論と事例(仮題)』(近刊) 根来龍之・桑山卓三『オープンパートナーシップ経営:脱<囲い込み>の顧客戦略』(PHP) [参考文献] 根来龍之・木村誠『ネットビジネスの経営戦略』(日科技連) 根来龍之・小川佐千代『製薬・医療産業の未来戦略』(東洋経済新報社) [評価方法] 出席10回以上を評価対象とします。 評価は、授業中に発表する事例分析(パワーポイントで作成)50%、期末レポート(ワードで作成)50%とします。 [そ の 他] この授業は、一般コース(昼間)とプロジェクトコースの兼用科目として運営します。
ITマネジメント 奥 井 規 晶
[講義内容]
今や企業活動にとって欠かせない経営資源となったIT資産を如何にマネージすべきかを、単に最先端手法論を説明するだけでなく、日本企業の実態や現場の事例等を紹介する。
日本企業のITマネジメントの課題を抽出し、日本的なITマネジメントについて議論を繰り返してあるべき姿を練り上げていく。
[授業計画] 序盤5回:理論編 ・ 経営資源としてのITの重要性 ・ ITジャパナイゼーション ・ 最先端ITマネジメント手法 ・ 日本のIT化の経緯とITマネジメントの実態×2 中盤7回:ケーススタディによる課題の抽出 ・日本のIT現場の実態 ・ケーススタディ:成功事例×3 ・ケーススタディ:失敗事例×3 終盤2回:あるべき姿の議論 ・ITマネジメントの方向性 ・日本的ITマネジメントのあるべき姿
[教 科 書]
特になし
毎回、レジメを配布
[参考文献]
[評価方法]
・毎回終了時に簡易レポート提出
・ケーススタディ等の議論時の積極性(発言回数、内容のよさ)
・最後のまとめとしての課題レポート提出
[その他]
<経営戦略とIT>モジュール紹介
: 03-3202-4369 FAX.03-5273-4371
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