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  早稲田大学
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西原研究室


早稲田大学日欧比較基本権理論研究所


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  早稲田大学日欧比較基本権理論研究所のホームページが開設されました。



 研究所紹介



■ 研究テーマ


  社会的包摂と基本的権利
  安全目的の規制と人権制約基準



■ 研究概要


  人々の自由と安全を守るために、基本的人権は何を保障するのか。各国法制度および国際的な人権保障あり方の中から、侵害されることがあってはならない一人ひとりの人間の権利が未来に向けて確保される道筋を探り、その理論的な基盤を明確化する。
  基本的人権に関する理論と実務は、20世紀後半に大きな発展を見せた。すなわち、民主的な多数決であっても否定することのできない、一人ひとりの人間にとって侵害を容認できない基本的な権利があるという認識が――政治的権力の基本的な正当性に関わる問題として――共有されるに至った。ただ、具体的などのような内容の権利が、どのような強度において、どのような制約原理を伴いながら保障されるのか、という個別問題に関しては、なお合意は達成されていない。
  この状況の中で本研究所は、先進的な法治国および国際人権システムにおける理念的・制度的比較を通じて、必ず保障されなければならない個人の基本権の内容および保障制度に関する研究を行う。その際、一方では個人の「自律」可能性の条件保障が基本権の核となることを意識し、その意味で国家の不可侵領域を形造る基本権の意義を重視するとともに、個人の自律可能性の「条件保障」として個人の生活条件に関してどの範囲で「権利」が成立可能かという、社会経済的権利の成立要件に関する問題にも解答を出すことを目標とする。




■ 組織


所 長: 西原 博史(社会科学総合学術院教授)
研究員: 清水 敏(社会科学総合学術院教授)
研究員: 石田 眞(大学院法務研究科教授)
研究員: 浅倉 むつ子(大学院法務研究科教授)



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 活動実績



■ セミナー



第1回日欧比較基本権理論研究会セミナー

日 時: 2010年1月21日 18:15〜20:00
場 所: 14号館10階1046号共同研究室
報告テーマ: 「EU法における男女同一価値労働同一賃金原則」
報告者: 黒岩容子 (早大法学研究科博士課程)
内 容
 本報告は、EU法の男女同一価値労働同一賃金原則について、その法的位置づけおよび規範内容を、立法・判例の両面から分析・検討したものである。報告者から、EU法では、同原則は「賃金に関する性差別禁止の原則」として再定義されたこと、また、元々想定されていた同一ないし同一価値労働に着目した規範類型の他、間接性差別禁止法理が形成され展開されていること等の分析が示され、その当否等をめぐって議論となった。
参加者: 西原博史(社学研教授)、浅倉むつ子(法務研教授)、早大院生7名、学外者1名。



第2回日欧比較基本権理論研究会セミナー

日 時: 2010年1月28日 19:55〜21:30
場 所: 14号館10階1046号共同研究室
報告テーマ: 「フェミニズムとしての関係性の権利」
報告者: 中里満理子 (早大法学研究科博士課程)
内 容
 本報告は、M.Minow著‘Making All the Difference’ (1990, Cornell Univ.Press)の内容を紹介するものである。すなわち、同著は、1. 既存の反差別論が抱える難点を「差異のジレンマ」として整理し、2. その脱出には「異常人アプローチ」への対抗戦略としての「関係的な権利アプローチ」の採用が必要であるが、3. 同アプローチは関係性のゆきすぎという危険も含むので、関係性という視点からの実践的検証(当該状況の中で既存の権力秩序を弱めるか否か)が必要であると、分析し提言する。そして、著者は、ポジティブアクション等の意味付けそのものに直接働きかける戦略は避け、当該グループを含めた全体の扱いを変える戦略をとるよう提案している。以上の紹介を元に、セミナーでは、関係性の考え方やその意義等を巡り、質疑・意見が交わされた。
参加者: 西原博史(社学研教授)、早大院生7名。



第3回日欧比較基本権理論研究会セミナー

日 時: 2010年3月13日 18:15〜20:00
場 所: 14号館10階1046号共同研究室
報告テーマ: 「公立学校教員の基本権保障に際しての法的地位」
報告者: 安原陽平 (早大社会科学研究科博士課程)
内 容
 本報告は、公立学校教員の基本権保障に際しての法的地位をという視点から、公立学校教員が、職務中において、自らの基本権を引き合いに出して、職務上の行為を基礎づけることが可能であるかどうかを検討するものである。これまで教育法学および憲法学で蓄積されてきた公立学校教員の基本権保障に関する学説が整理・検討され、それを踏まえたうえで、公立学校教員の基本権保障に関する新たな視点が提示された。それらを巡り、意見が交換された。
参加者: 西原博史(社学研教授)、早大学院生8名。



第4回日欧比較基本権理論研究会セミナー

日 時: 2010年4月20日(火)18:15〜20:00
場 所: 14号館10階1046号共同研究室
報告テーマ: 「違憲審査基準論としての統制密度論の展開」
報告者: 淡路智典 (早大社会科学研究科博士課程)
内 容
 本報告は、ドイツ連邦憲法裁判所で使われている違憲審査基準の一つである「比例原則」、特にその中でも議会による立法事実の予測・評価をコントロールするための「統制密度」と呼ばれる議論に焦点をあてたものである。報告者からは、各種基本権に応じて展開される統制密度について、主に判例を軸に説明がなされた。質疑応答では、主に統制密度の位置付けについて議論が交わされた。
参加者: 西原博史(社学研教授)、早大院生7名。



第5回日欧比較基本権理論研究会セミナー

日 時: 2010年5月6日 18:15〜20:00
場 所: 14号館10階1046号共同研究室
報告テーマ: 「障害者法理における障害モデル
        ――イギリス障害者運動の変遷と障害者モデルの分類を素材として――」
報告者: 杉山有沙(早大社会科学研究科博士課程)
コメンテーター: 矢嶋里絵 (首都大学東京教授)
内 容
 本報告では、「障害者法制において選択すべき障害モデルとは何か?」を問に掲げ、イギリスにて1995年に制定された障害者差別禁止法を比較対象法に位置付け、同法に関わる障害者運動の変遷と障害モデルが発表された。コメンテーターおよび参加の先生方から、「障害の定義」の曖昧さに関する問題点が指摘され、活発な議論がなされた。
参加者: 西原博史、久塚純一(以上、社学研教授)、早大院生7名。





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ご質問やご意見がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせくださいませ。

メールアドレス: kihonken(a)list.waseda.jp




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