自 己 紹 介
「わたくしという現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明です」(宮沢賢治)
 
 
<名前>:大久保孝治
「孝治」は「たかじ」と読む。いわゆる「湯桶」読みである。これまで一度でちゃんと読んでもらった経験がない。
たいていは「こうじ」、ときに「たかはる」と読まれる。
電話で自分の名前を言うときは「親孝行の孝に、明治の治」のワンパターンだが、
たまに「親不孝の孝に、太宰治の治」と言ってみたい衝動に駆られる。
 
<生年月日>:1954年(昭和29年)4月11日
 若い頃、私は自分の生年を元号で言うことを好まなかった。それは私が天皇制反対論者だったからではなく、
わずか1年の違いで「昭和30年代」生まれの一員になれなかったことが悔しかったからである。
「昭和20年代」というとまだ焼跡の燻りが残っているようではないか。
しかし、いまとなっては「1950年代」もはるかな昔である。
ちなみに1954年は映画『ゴジラ』が封切られた年で、「ゴジラ生誕○○年」と聞くと自分の歳を自覚する。
 
<出身地>:東京都大田区女塚3丁目(現在の大田区西蒲田5丁目)
 東京生まれの東京育ちのため、「上京」というドラマチックなライフイベントを経験することができず、
また「故郷」という抒情的対象をもつこともできないことを残念に思う。
 
<学歴>
保育園 女塚保育園
小学校 大田区立相生小学校
中学校 大田区立御園中学校
高校 都立小山台高校
大学 早稲田大学第一文学部(人文専修)
大学院 早稲田大学大学院文学研究科(社会学専攻)
31歳まで「学割」を使った。新婚旅行ではグリーン車を奮発したが、運賃は学割だった。
 
<職歴>
 都立公衆衛生看護学校非常勤講師
 早稲田大学助手
東洋大学非常勤講師
 放送大学助教授
 早稲田大学助教授
 早稲田大学教授(現職)
私の職歴には「専任講師」時代というものがない。「非常勤講師」の次が「助教授」である。
これは私が優秀だったからではなく、放送大学には「教授」と「助教授」しかなかったからである。
 
<非常勤で教えたことのある大学>
 東洋大学、文教大学、流通経済大学、武蔵大学、聖心女子大学、慶応義塾大学、お茶の水女子大学
非常勤講師の給料は大変に安い。一コマ当たり月2万5千円〜3万円といったこところである。
家庭教師の月謝より安い。大学の経営はこうした低賃金知的労働者に依存するところはなはだ大きい。
 
<専門分野>:ライフコース研究 家族社会学
 ・・・・ということに一応なっているが、私にはあまり「専門」という意識がない。
むしろ何かの「専門家」になんかなりたくないという気持ちが学生の頃からある。
 
<所属学会>
 日本社会学会、日本家族社会学会、日本教育社会学会、家族問題研究会、早稲田社会学会
おかげで毎年納める学会費もばかにならない。
 
<著書>
 単著『きみたちの今いる場所』(数研出版)
 共著『ライフコース論』(放送大学教育振興会)
『新訂生活学入門』(放送大学教育振興会)
 編著『変容する人生』(コロナ社)
   『生活学入門』(放送大学教育振興会)
とくに売れた本はなく、憧れの「印税生活」はまだ実現していない。
 
<趣味>:映画、読書、散歩、将棋
 したがって、銀座で映画を観て、神田の古書店街を歩き、千駄ヶ谷の日本将棋連盟の道場で
将棋を指すというのが、私の理想とする休日の過ごし方である。
 
<好き嫌い>
 好きな料理:とんかつ
 嫌いな料理:セロリを使ったすべての料理
 好きな飲み物:珈琲
 嫌いな飲み物:アルコール類一般
 好きな監督:小津安二郎
 嫌いな監督:黒沢明(の後期作品)
 好きな男優:田中邦衛
 嫌いな男優:西田敏行
 好きな女優:鶴田真由
 嫌いな女優:米倉涼子
 好きな男性歌手:森進一
 嫌いな男性歌手:五木ひろし
 好きな女性歌手:竹内まりや
 嫌いな女性歌手:松任谷由美
好きな街:銀座
 嫌いな街:六本木(高速道路がうっとうしいから)
 好きな作家:村上春樹
 嫌いな作家:村上龍
 好きな星座:オリオン座
 嫌いな星座:うみへび座(みえそうでみえないから)
 
 <座右の銘>:晴耕雨読
 
 
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