岡 芳明教授

専門分野:
原子炉設計工学、原子炉物理学、原子力の安全性、新型原子炉、計算工学、放射線輸送と高速中性子遮蔽
共同原子力専攻担当:
原子炉物理学特論、原子力プラント工学、プラント制御特論
略歴
1969年 東京大学原子力工学科卒業、1974年 東京大学工学系研究科博士課程修了、工学博士。
東京大学にて原子力工学の研究教育に従事。高速中性子遮蔽・放射線輸送、医療用原子炉、核分裂・核融合ハイブリッド炉、
スーパー軽水炉・スーパー高速炉の設計研究などを実施。
平成17年度には原子力専攻(専門職大学院)と原子力国際専攻を開設し新原子力教育を立ち上げ、
原子力教科書シリーズ作成を提案・主導・執筆した。
平成19年度よりグローバルCOEプログラム「世界を先導する原子力教育研究イニシアチブ」拠点リーダとして原子力の人文社会科学、
原子力エネルギー、放射線応用のプログラムを一体的に運用し国際交流も行った。通産省原子力発電技術顧問(約20年間)、
内閣府原子力安全技術顧問(約15年間)、米国原子力学会理事、日本原子力学会会長などを歴任。
2010年3月に東京大学を定年退職し、4月に開設された早大理工学術院共同原子力専攻の立ち上げと教育研究に専攻主任として従事中。
東京大学名誉教授。
研究教育プロジェクト
1.「軽水冷却スーパー高速炉の研究開発」文部科学省原子力システム研究開発事業(平成22-24年度、早稲田大学、東京大学、九州大学、東北大学、日本原子力研究開発機構、産業創造研究所、テプコシステムズ)代表者
2.「理工学術院の特色を生かした原子力教育プログラムの開発整備」文部科学省コア原子力人材育成事業(平成22-23年度)事業代表者
3.「高速・熱中性子結合炉心の炉物理的研究」科学研究費基盤B(平成22-24年度)代表者
これまでの研究・教育の経験を生かします。
東大での最終講義資料をもとに紹介します。
1.研究[研究室]その1;
原子炉雑音、高速中性子遮蔽・放射線輸送、医療用原子炉、核分裂・核融合ハイブリッド炉、スーパー軽水炉・スーパー高速炉研究のきっかけ
2.研究[研究室]その2;
スーパー軽水炉・スーパー高速炉の設計研究。超臨界圧軽水冷却炉の概念を1989年に考案、設計研究。第四世代原子炉に選ばれて国際的研究開発に。我々の設計をスーパー軽水炉、スーパー高速炉と呼んでいる。炉心、燃料、プラント動特性と制御、安全設計・解析、起動、安定性など広範な分野を数値解析により設計研究。原子力発電の主流の軽水炉と似ているが少し違うので自作と工夫が必要。高温なので高速炉の経験も参照。人材育成、知識継承にも適したテーマ
4.研究・教育プロジェクト その1;
原子炉「弥生」と高速パルス運転、東大原子力教育プロジェクト、原子力国際専攻と原子力専攻を開設(平成17年度)、原子力専攻[専門職大学院]教育、体系的原子力教育カリキュラム作成・運用開始、多数の研究者・実務家の参画、所定の成績優秀者に国家資格筆記試験免除認定用証明書発行。大学教育評価で高い評価。原子力専攻教育をベースに実用の進展を反映した10数科目の原子力教科書作成を発案・主導。「原子炉動特性とプラント制御」、「原子力プラント工学」、「原子炉設計」。研究や国際サマースクールの成果を教科書に;「Super LWR and Super FR」、「Advanced LWR Technologies」
5.研究・教育プロジェクト その2:
文部科学省原子力システム研究開発事業「軽水冷却スーパー高速炉の研究開発」、軽水冷却スーパー高速炉のプラント概念、伝熱流動、材料などを東大の4研究室、九大、日本原子力研究開発機構、東京電力と研究開発
6.研究・教育プロジェクト その3:
原子力の人文社会科学、原子力エネルギー、放射線応用の3分野を一体的に教育研究。プロジェクトの運営・企画、研究、海外(米国、中国、韓国、欧州)主要大学訪問・教育研究情報入手・交流、若手WS・シンポ・市民講座等開催、国際サマースクール創始等
7.研究・教育プロジェクト その4:
安全・リスクの定義、安全とコミュニケーション、国際化という日本原子力のパラダイムシフト、日本が危ない、危機感がなさすぎる、原子力で日本の将来に貢献を、大学は教育するところ、解けない問題を研究するところ。
・東京大学 岡研究室ホームページ アーカイブ
・東京大学岡研究室 発表論文(2010年3月時)
・東京大学グローバルCOEプログラム 世界を先導する原子力教育研究イニシアチブ