心理データ解析 第9回(1) 

因子分析は何度も行う

尺度を作成する

尺度を作成する際の因子分析の手順

分析例

2003年度後期の基礎実習B(調査法),5A班が作成した「幼児性尺度」の尺度構成を行ってみよう。23項目で構成されており,項目内容は以下の通りである。「まったくあてはまらない(1)」から「非常によくあてはまる(5)」までの5件法で測定されている。調査対象は大学生111名である。

A01 人の話を黙って聞いていられない
A02 自分はすぐ調子に乗るタイプだ
A03 一人で行動することが好きではない
A04 友達がやるからという理由で何をするか決めることが多い
A05 気分によって考えがコロコロ変わる
A06 分からないことがあったとき,まずは自分で考えたい
A07 買い物に行ったとき,予定していなかった物まで買ってしまうことがある
A08 他人のペースに合わせることができる
A09 夏休みの宿題は終わりがけにあわててやっていた
A10 自分の失敗を周りのせいにすることが多い
A11 約束の時間によく遅刻をしてしまう
A12 同じ失敗を繰り返してしまうことが多い
A13 勉強をしているときに他のことに気をとられやすい
A14 自分一人で何かを決めることが苦手だ
A15 思っていることや感情が,ついつい表情に出てしまう
A16 人に指図されるのは嫌いだ
A17 自分のやりたくないことはやらないことが多い
A18 授業中そわそわして落ち着かない
A19 欲しいと思ったものは手に入らないと気が済まない
A20 自分に都合が良くない考えは受け入れないことが多い
A21 お金は先のことを考えて使っている
A22 カッとなることがあっても冷静になって考え直すことができる
A23 楽しいときにはどこでもはしゃぐ


SPSSデータのダウンロード → ex09-01.sav (右クリック 各自のMOに保存 SPSSで開く)
Excelデータのダウンロード → data_youji.xls(データ名に入力される項目内容はラベルにコピーし,データ名を短いものに直してください)

因子分析の前に

 

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初回の因子分析

2回目の因子分析(項目の選定)

3回目の因子分析

さてどうする?

因子を解釈する

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