藤原保信先生・学問へのひとつの道■■■■

 

 

 

 

「自分だけにしかできない仕事がひとつある。それは政治学者になるまでの――いななってからも含めて――自分の人生を回顧しておくことである。幼くして父を戦争で失い、農業高校を出、働きながら第二学部(夜間部)に学び、政治学者になった自己のユニークな過去を記述しておくことである。自分が何を考え、どのように生き、何のために、どのような政治学者になったかを明らかにしておくことである。これはたんなる個人史以上のものを含む。それは少なくとも戦後の精神史の一齣であり、少し大げさにいえば政治学そのものの根本的なあり方にかかわる、過去において私の講義に出席し、書物を読んでくれた人びと、そして将来も読んでくれるであろう人びとへの責任であるように思えたのである。」(「あとがき」ならぬ「なかがき」より)

病床において書き残された自伝は、夫人の手によって私家版として出版された。

藤原保信『学問へのひとつの道―働くことと学ぶこと』(1955年)

 

 

早稲田の政治経済学部で政治学を学ぶことの責任と喜びについて考えるために、学生諸君に是非本書を読んでいただきたいと思います。図書館および政経学部学生読書室においてあります。

 

トップページ][佐藤研究室ホームページ


Copyright(c) Seishi Sato, School of Political Science & Economics , Waseda University. 1999
All rights reserved.
Last revised:March 22, 2000.