特別講演会

カナダ・ヴィクトリア大学

野呂博子教授

(社会言語学、日本語学、異文化間コミュニケーション)

 

演題:語学教育における演劇の有用性を探る:生態心理学の視点から

日時:2009年12月9日(水) 18:15−19:45

会場:早稲田大学早稲田キャンパス 教育学部16号館608号室

使用言語:日本語

参加費:無料

交通、キャンパスマップ:  http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

問い合せ先:             tharada@waseda.jp

 

講演要旨

「演劇」や「ドラマ」という言葉を聞くと、「私には演じることなんてできない、まして演劇なんて教えられない」と躊躇する学習者、教師も多いだろう。しかし、よく考えてみると、Goffman(1959)が述べるように、私たちは日常いろいろな役割を演じている。同じAという人が家庭という場では「妻」や「母」であったり、仕事場では「教師」、「同僚」であったりして、その役割に適した表現を難なく選んで、ある意味「演じて」いる。私たちが社会的な存在である以上、「演じる」ことは日常的な行動と言えよう。この「場」つまり、言い換えると広い意味での「環境」が持つ重要性はジェームズ・ギブソンを祖とする生態心理学によって、指摘されている。本発表では、この生態心理学的な視点から、なぜスキットなど「演劇」的な学習活動が語学教育に役立つのかを探る。

 

Goffman, E. (1959). The presentation of self in everyday life. Doubleday, 1959.