谷口君(理科部生物班OB、現早稲田大学先進理工学部生命医科学科2年)の高校時代の研究が化学の基礎または応用に関する貴重な研究として評価され、日本化学会のBCSJ賞を受賞しました

 谷口君は理科部生物班に所属していた時、早稲田大学高等学院生物科の秋山教諭と東京工業大学生命理工学院の藤枝講師(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構・研究員客員准教授 兼任)と共同研究を行い、世界で初めてナノシート電極を用いた植物電位のライブモニタリングに成功しました。その成果は日本化学会が刊行する国際誌「Bulletin of the Chemical Society of Japan(BCSJ)」のオンライン速報版に公開されました(2020年6月5日午前10時)。論文のタイトルは「Biopotential Measurement of Plant Leaves with Ultra-Light and Flexible Conductive Polymer Nanosheets」です。その後、谷口君・秋山教諭・藤枝講師の研究チーム3名は、この論文により日本化学会のBCSJ賞を受賞しました。
 BCSJ賞は、公益社団法人日本化学会より授与されるもので、化学の基礎または応用に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優秀な研究者に授与されます。

 

2020年12月31日