WindowsPCにVMwareを乗せてLinuxを動かしてJuliusを走らせるまで
2004/11/17
H.Kikuchi
PC: IBM ThinkPad T42(2004/11購入)
OS: Windows XP
1. VMwareインストール
「VMware Workstation 4 for Windows 日本語版」CD-ROMをドライブに入れて、現れた画面から"VMware Workstation インストール"を選択。
指示に従って進行。
自動検出は無効にする。
古いVMwareの拡張子のファイルを探さない。
2. VMwareのゲストOSにVine Linuxをインストール
(RedHat等を試みたがうまくいかなかった。ちなみにVineはRedHat系)
VMware Workstationを起動
「新しい仮想マシン」をクリックして新規仮想マシンウィザードを実行
仮想マシン構成:標準
ゲストオペレーティングシステム:Linux
バージョン:Other Linux 2.4.x kernel(Vine 2.6をインストールする場合)
「仮想マシン名」にはわかりやすいように「Vine Linux 2.6」と入力
ネットワーク接続:NATを使用(DHCP環境があるのでホストOSのIPを使用)
ディスク容量:デフォルトのまま
CD-ROMドライブにVine Linuxインストール用CD-ROMを挿入して「仮想マシンを起動」をクリック
「この仮想マシンをパワーオンするとホストオペレーティングシステムが仮想マシンのメモリをスワップし始めます」には「OK」と答える。「以後このヒントを表示しない」をチェックしておくとよい。
しばらくすると"boot: "のプロンプトが現れるので、"text"とタイプしてテキストモードでのインストールを実行
以降のインストールにおける選択
Language Selection: Japanese
キーボードの選択: jp106(default)
マウスの選択: Generic - 3 Button Mouse (PS/2)(default)
インストールの種類: カスタム
ディスクパーティション設定: 自動パーティション設定
警告: はい
自動パーティション設定: システムのすべてのLinuxパーティションを削除
警告: はい
パーティション設定: OK(default)
ブートローダの設定: LILOを使用(default)
ブートローダの設定: /dev/sda(default)
ブートローダの設定: OK
ブートローダの設定: OK(default)
ネットワークの設定: boot/dhcpdの利用(default)
言語サポート: Japanese(default)
タイムゾーンの選択: アジア/東京(default)
rootパスワード:
ユーザの追加:
ユーザアカウントの設定: OK
認証設定: OK(default)
パッケージグループの選択: X Window システム, GNOME, サウンドツール, Emacsエディタ, FreeWnn, メール/WWWツール, ネットワークワークステーション, インターネットサーバ(DNS/WWW), TeX文書作成, 開発ツール, ドキュメント(1,649M)
ビデオカードの設定: OK
Xの設定を行わない(標準ログインはテキストに設定)インストール開始: OK
ブートディスク: はい
モニタの設定: OK
X設定のカスタマイズ: 標準ログイン:テキスト→OK
CD-ROMを取り出してVine Linux再起動を待つ
3. VMware Toolsのインストール(グラフィック環境・マウス環境・サウンド環境の設定)
"localhost login:"のプロンプトからrootでログイン
VMware Workstationのメニュー [VM]->[VMware Toolsインストール]->[インストール]
[root@localhost root]# mount /dev/cdrom /mnt
[root@localhost root]# cd /tmp
[root@localhost tmp]# tar zxf /mnt/vmware-linux-tools.tar.gz
[root@localhost tmp]# umount /mnt
[root@localhost tmp]# cd vmware-tools-distrib/
[root@localhost vmware-tools-distrib]# ./vmware-install.pl
以降、全てデフォルト値のままで進める
このままだと日本語メニューの文字化けが生じるので/etc/X11/{XF86Config, XF86Config-4}の
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType"
の行をコメントアウト
4. ホストOS-ゲストOS共有フォルダの設定
VMware Workstationのメニュー [VM]->[設定]->[オプション]->[共有フォルダ]->[追加]で「共有フォルダ追加ウィザード」を起動
共有フォルダの名前と、ホストOSでのフォルダを指定(ここでは"share", C:\Documents and Settings\kikuchi\My Documents\My Virtual Machines\Other Linux 2.4.x kernel\share)
追加属性: 共有する
ホストOS(Vine Linux)側で利用する場合には、"/mnt/hgfs/share"にアクセスすればよい。
5. juliusのインストール
4.の設定が済んでいれば、Juliusのソースパッケージを共有フォルダに入れておく
Juliusのパッケージのありか等はこちらを参照のこと
/pub/juliusの下にソースパッケージを展開
root% cd /pub/juliux
root% tar zxf /mnt/hgfs/share/julius-3.4.2.tar.gz
Juliusのインストール手順に従いインストールし、音響モデル・言語モデルをコピー
(こちら(「juliusの使い方」)も参照)
6. juliuの実行(「juliusの使い方」も参照)
% julius -C Sample.jconf
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