サイエンスキャッスル関東大会2018に参加して

 2018年12月23・24日、神田女学園にて、サイエンスキャッスル関東大会が開催されました。生徒と一緒に参加しました(写真右)が、様々な中学校・高等学校の生徒が参加し、197演題の研究発表が行われる大規模なものでした。また、会場では様々な企業などによるプログラムが実施され、バーチャル・フェンシングなど楽しそうなものもありました。
 口頭発表はすべて拝見しましたが、この発表会が生徒達の好奇心やワクワクする気持ちを大事にしていて、更に、それを人に伝えて、仲間を作って問題解決に結びつけることを重視していることが感じられました。ポスター発表もいくつか聞くことができましたが、印象に残ったのが、「形質の観察・比較から系統樹が作れるか(湘南学園中学校・高等学校(写真左))」という発表でした。簡単に見分けられる形質の違いでクラスタリングを行って系統樹を作り、既存の系統樹と比較するものでした。分析手法を身につけやすいし、身近な生物の形質に着目する上でも良いと思いました。こういった経験を通じて、統計的な手法を身につることができるようになると良いですね。

2018年12月25日