このビジネスモデル「パーソナル・ギャラリートーク・サプライ」は、社団法人ニュービジネス協議会が1994年11月30日に開催した「ニュービジネスメッセ'94」のニュービジネス・アイデアコンテストに応募し、優秀賞を受賞したものである。

   

「パーソナル・ギャラリートーク・サプライ」

 

1.事業内容
 
 博物館とは、科学博物館、歴史博物館、美術館、動植物園、水族館等の総称であり、全国に3000〜4500館存在し、年間3億人以上が入館しているといわれる(参考データ参照)。博物館の入館者に対して、解説員等が展示物の解説を行うことを“ギャラリートーク”と呼んでいるが、5.3%の博物館でしか実施されておらず、42.3%が予算や人員不足から様々な入館者に合わせた解説がしにくいと答えている(参考データ参照)。また、解説員による解説を実施している博物館でも、実施回数が週1回や1日1回などと少ない。
 
<博物館の入館者の要望>
 
展示品を観賞しながらギャラリートーク(解説)を聞きたい
 展示解説員によるギャラリートークは好評であり、予備知識があまりない場合でもさらに詳しい知識を得たい場合にも利用されている。ギャラリートークを聞いた後にもう一度念入りに観賞する入館者も見られ、観賞意欲を高め観覧時間を長くし、顧客満足度を高める効果がある。
 
解説文を読むのは疲れるため出来れば読みたくない
 美術館の場合には、作品自体に解説を付けるところは少ない。国立歴史民族博物館では、各展示室の入口付近に解説文を記載したプリントを用意し、解説文を読みながら見学できる。そして、プリントを一式集めるとガイドブックになり、ミュージアムショップではそのプリントをまとめるバインダーが売られている。しかし、この場合には、大量の文章を読むことが要求され、感性にまかせた見学をしたいという人には苦痛になる。博物館では、展示品の解説をパネルで展示することは多いが、それを読むことに疲れる。
 
自分のペースで自由に鑑賞したい
 解説員によるギャラリートークは開始時間が特定されているため、時間に間に合わないと利用できない。また、参加人数が多いと声が聞き取り難かったり、他の入館者の邪魔になることもある。
 
 事業テーマである『パーソナル・ギャラリートーク・サプライ』は、博物館の入館者にいつでも個人的に自由に解説を聞くことができるMDヘッドホンステレオやFM受信機などのレンタルサービスである(解説機器別のメリット・ディメリットは参考資料を参照)。また、本事業では貸出回収を担当する係員として障害者や高齢者を派遣したり、解説ソフトにスポンサーを付けることで博物館の資金負担を軽減するという特長を持っており、博物館が本事業を利用することによって様々なメリットを享受できる。
 
 
 ■博物館がギャラリートーク・サプライを利用するメリット










 

  博物館における課題

ギャラリートーク・サプライを利用するメリット

学芸員不足で解説ができない
貸出回収用係員確保が難しい
       〃
新規の予算の確保が難しい
機器の維持管理が難しい
入館者の確保が難しい
独自の収入源が乏しい
 

顧客に解説サービスを提供することができる
係員の派遣サービスを受けることができる
近隣在住の障害者や高齢者の雇用機会を提供できる
リースにより経費の範囲内でサービスを享受できる
機器の故障や陳腐化に対応しやすい
顧客満足度が高まって顧客のリピート率が向上する
機器レンタルの新しい収益部門を創設できる
 
 
 一方、機器による解説実施について首都圏の美術館に対する電話ヒアリング調査を行った結果、企画展示が中心の館では展示期間が1〜3カ月と短いためソフトの有効期間が短いことや、ギャラリートーク自体がひとつの解釈を入館者に押しつけることになること、機器利用によるギャラリートークの実施方法を知らないことが課題として挙げられた。
 本事業においてはこれらの課題に対して、企画展用ソフトにスポンサー企業を付ける(企画展の期間中に全入館者数の50〜70%が入館していることから知的イメージのある宣伝効果が期待できる)ことで博物館の費用負担なしでソフト制作を行うことができる。また、解説の利用モデルコースを提案し、解説前後に自由観賞を組み込めば、利用者の自由な感性を阻害しないで新たな視点や知識を提供することができる。さらに、入館者に対して機器の貸出や回収を行う係員として、地元福祉団体との提携により障害者や高齢者を派遣すれば、人員確保が難しい館にとっても都合がよいし、社会貢献にも寄与する。オプションとして外国語版を設置すれば、国際的な文化交流の一助としても機能する。
 
  ■ギャラリートークの種類
   常備解説      
    ・通常版(網羅的、展示品数に比例した所用時間、74分以内)
   オプション解説   
    ・ダイジェスト版(所用時間40分程度で主な展示品のみ解説)
    ・マニア解説版(高度で専門的な解説)
    ・外国語版(通常版を外国語翻訳)
 
 
  ■入館者のための4種類のモデルコースと観賞順


 



 

      観賞の方法     

ジックリコース

通常コース1

通常コース2

簡易コース

事前情報なしで自由に観賞
ギャラリートークを聞きながら観賞
興味のある展示だけをもう一度観賞
 

  @
  A
  B
 

  @
  A
  
 


 @
 A
 


 @

 
 
 
  ■博物館の状況により選択する契約形態の分類 






 

選択項目

  出来る

 出来ない

初期投資
係員の確保
スポンサー付け
 

機器の販売
係員派遣なし
資金援助あり
 

機器リース
係員派遣あり
資金援助なし
 
 
 
2.業界動向
 
(1)特徴
 近年は博物館における参加体験やインタラクティブ(双方向)性のある展示の重要性が叫ばれており、展示物の工夫は徐々に進みつつある。しかし、本物の展示物自体が持つ魅力は強くかつ永遠に変わることはないと思われる。ギャラリートークを実施する博物館が極めて少ない現状と、本物に対する魅力の再発見と知識欲によるギャラリートークの潜在需要が強いことを考慮すると、今後の博物館においては本物の展示物の解説機能及び情報データベース検索機能を強化していく方向性が顕著化するであろう。
 
(2)市場規模
 博物館に年間3億人以上が入館者していることから、パーソナル・ギャラリートーク・サプライの市場規模は約300億円と想定される。
  市場規模:入館者数3億人×料金500円×利用率20%=300億円
 
(3)成長性
 パーソナル・ギャラリートーク・サプライは博物館においても、解説ソフトの多様化やAV機器リース事業への広がり、その他のレジャー分野にける利用の広がりなどの可能性を持っている。
          <ギャラリートーク・サプライの広がり>

<博物館における解説ソフトの多様化>
 ●常設展示の配置変えや内容変更、展示品増加による変更    
 ●特別展に関するソフト本数の増加      
  特別展は期間約1カ月〜3カ月の開催中に全入館者数の50〜70%が入館している
  博物館の73%が年1回以上、26%が年4回以上、17%が年5回以上開催している
 ●ダイジェスト版、初級編、マニア版、外国語版などのオプションソフトの増加 
<博物館におけるその他のAV機器リース事業への広がり>
 ●インタラクティブ・ミュージアム対応の展示やシステムの企画販売
<その他のレジャー分野における解説サービス事業の広がり>
 ●景勝地や観光ルートの解説
 ●自然遊歩道や森林公園などの動植物解説
 ●博覧会やテーマパークなどでのイベントやアトラクションとして活用   
 
 
(4)競合状況
 当事業分野を専業とする会社は見られず、博物館における導入はほとんど進んでいない。
 
 
3.事業における優位性
 当事業の有望性が認知された場合には、他社の参入による競合激化が予想されるため、専用機器に関する特許(簡単に優れた機器を開発できるアイディアを持っている)を申請することで、商品バラエティ(博物館の様々な状況に合わせた専用機器を抱えていること)による優位性を発揮できる。また、過剰な競合を回避するため、当初から機器メーカーと解説ソフト制作会社を巻き込んだ事業展開を図ることが望ましい。メーカーにとっては、競合の激しいAV機器のPRにもなるし、既存機器の利用開発や改善策の提案、そして新たな製品開発にまでつながる可能性がある。ソフト制作会社にとっては、博物館の解説ソフトを将来のマルチメディア時代に備えて蓄積することができるというメリットがある。
 
 
4.事業計画
 
(1)売上・利益計画
 博物館の展示内容や方法等の条件により、MDやFM受信機、ヘッドホンカセットなどの中から選択されるが、ここではMD機器の導入を想定して計画した。
 
  ■MD機器購入・メンテナンス費用



 
 
 

 

機器購入費用

  設定値

    備考

シナリオ・録音
MD機器購入
修理メンテ費用
合 計
 

 225万円
 220万円 
  55万円
 500万円
 

原価180万円*1.25倍
5.5万円*80%*50個
5.5万円*20%*50個

 
注)シナリオ・録音費用は常設展用ソフトの制作及び多少の変更が可能とする。特別展用シナリオは学芸員による通常のギャラリートークの内容を編集と録音するものとし、その際の指導を行う。スポンサー付けが可能な場合には、スポンサー料をその経費にあてる。
 
  ■MD機器のリース・販売料金








 

機器リース

  設定値

    備考

元値    
リース掛け率
リース期間 
月額リース料
販売料金
 

 500万円
 1.3倍
 3年
 180,556円
 525万円
 


機器損害保険を含む
36カ月、中途解約不可
500万円*1.3倍/36カ月
500万円*1.05倍
 
 
  ■貸出・回収担当係員の派遣費用




 

 係員派遣

  設定値

    備考

月額派遣費用
 

 330,000円
 

年収400万円/12カ月
 
  注)係員は地元在住の障害者もしくは高齢者を雇用する
 
  ■解説サービス運営事業の売上計画   
  <新規契約数当りの構成比>












 

 売上項目

売上分類

構成比

    備考

ハード機器
 

リース
機器販売

95%
 5%

契約単価6,126,660円
販売料金525万円

係員派遣
 

契約あり
契約なし

30%
70%

年収400万円、原価同じ
     −

企画展ソフト


 

年4回
年2回
常設のみ
 

30%
30%
40%
 

1回50万円、原価40万円
1回50万円、原価40万円
     −
 
 
  <博物館の売上見込み>                     単位千円







 
 

年度

契約数(累積)

リース売上

販売

係員派遣

企画ソフト

  合計

初年度
2年度
3年度
4年度
5年度
 

  5 ( 5)
 20 ( 25)
 60 ( 85)
140 (225)
300 (525)
 

  29,101
 145,508
 494,727
1,309,573
3,055,671
 

1,312
5,250
15,750
36,750
78,750
 

 6,000
30,000
102,000
270,000
630,000
 

 4,500
22,500
76,500
202,500
472,500
 

  40,914
 203,258
 688,977
1,818,823
4,236,921
 
  <名所旧跡等一般観光施設の売上見込み>     単位千円







 
 

年度

契約数(累積)

リース売上

販売

係員派遣

 合計

初年度
2年度
3年度
4年度
5年度
 

 − ( −)
  2 ( 2)
 10 ( 12)
 30 ( 42)
 60 (102)
 

   −
11,640
69,843
244,453
593,673
 

  −
  525
2,625
7,875
15,750
 

   −
 2,400
14,400
50,400
122,400
 

   −
14,565
86,868
302,728
731,823
 
注)単位千円、千円未満切り捨て
・MD機器を使ったギャラリートーク・サプライの売上を想定。
 初年度は0.2カ月分を売上に計上する。
・ウォークマン導入の場合、機器購入費用は安い(1個当り1.9万円+メンテ0.5万円)が耐用年数が短いため(2年)リース期間も短く、月額契約単価は49.3万円、年間契約単価603万円となり、MDのそれぞれ51.1万円、624.7万円より安くなる。
・FM放送の場合、解説箇所の数により機器購入費用の差は大きいが、購入費用はかなり高くなる。しかし、耐用年数が長い(10年)ため機器購入費用とメンテナンス費用の合計が2817万円以下であれば、MD機器の契約単価よりも安くなる。
 
  <常設ソフトと企画ソフトの比較>





 

ソフト別

 原価

   シナリオ作成

   録音・編集   

常設ソフト
企画ソフト
 

180万円
40万円
 

学芸員原稿からライター執筆
博物館学芸員が執筆
 

声優を使用し録音・編集
学芸員録音のものを編集
 
 
(2)人事計画
  ■事業会社の人事計画







 
 

 人事計画

人数、人件費

    備考

契約数

契約数/人数

  初年度 
  2年度
  3年度 
  4年度
  5年度
 

3名2050万円
4名2550万円
7名4370万円
10名5870万円
10名6200万円
 

A850+B700+C500
初年度+C1名
A1000+B870+C5名
3年度+C3名
A1200+B1000+C8名
 

  5
 22
 70
170
360
 

 2 館/人
 6 館/人
10 館/人
17 館/人
36 館/人
 
  注)人数当り新規契約数を加味して人員を設定した
 
(3)収支計画
 売上・利益計画及び人事計画を基に収支を計算すると以下のようになる。

 

 

・2年度から単年度収支がプラスになり、3年度に借入金1億円の返済を完了する
・5年度までの累積利益は28億7,680万円になる
 
 
  ■解説サービス運営事業の収支計画


















 

 収支計画 

 初年度 

 2年度 

 3年度 

 4年度 

 5年度

売上高

  8,182

 217,823

 775,846

2,121,552

4,968,745

経費合計
・係員派遣
・機器購入
・ソフト制作
・人件費
・営業費等

  53,105
  1,200
  13,750
  12,600
  20,500
  4,095

 186,054
  32,400
  60,500
  54,000
  25,500
  14,974

 558,645
 116,400
 192,500
 169,200
  43,700
  44,675

1,343,066
 320,400
 467,500
 406,800
  58,700
 112,046

2,865,082
 752,400
 990,000
 864,000
  62,000
 248,762

営業利益
金利負担
経常利益

 -43,962
  7,000
 -50,962

  30,449
  10,567
  19,881

 209,371
  9,175
 200,195

 756,105

 756,105

2,051,582

2,051,582

借入金残高
累積利益
 

 150,962
-150,962
 

 131,080
-131,080
 


  69,114
 


 825,220
 


2,876,803
 
  注)単位千円、千円未満切り捨て、初年度借入金1億円、金利7%で計算、営業費等の    条件設定は参考資料を参照
 
  ■当事業を導入する博物館における収支


 
 
 
 

・機器リースの契約料金を入館者からのレンタル収入により回収し、さらに利益をあげるためには、入館者数が年間4〜6万人以上であればよい。
・係員派遣を含めたオペレーション・リースについては、16〜18万人以上の入館者数があれば採算がとれる。
 
  注)計算方法は参考資料を参照
 
 
(4)事業スケジュール
 当事業のスケジュールを以下のように想定する。
 
 
 
<参考資料>
 
  ■解説システム別にみたメリット・ディメリット

段階

      現在事例が見られる解説システム

新しい解説システム

システム

   学芸員

カセットテープ

  FM放送

   MD

人員
投資
故障
耐用
人数
間隔

●解説員の確保難
○投資コスト不要
○メンテナンス不要
○無限に継続可能
●参加人数に限り
○解説間隔近接可

○解説員手間不要
○投資コスト安い
●機器故障有り
●耐用年数短い
○多人数に対応可
○解説間隔近接可

○解説員手間不要
●投資コスト高い
○メンテナンス用意
○耐用年数長い
○多人数に対応可
●間隔近接は不可

○解説員手間不要
○投資コストやや安
●機器故障有り
●耐用年数やや短
○多人数に対応可
○解説間隔近接可

印象
順路
待ち
内容
難聴
質問
干渉
 

○人間的親しみ有
○順路は変更可能
●解説開始待ち有
●解説内容が不定
●聞き難い場合有
○随時質問可能
●他入館者に邪魔
 

○無機質だが自由
●順路は完全固定
○解説待ち無し
○解説内容は一定
○難聴性問題無し
●質問はできない
○周囲には無干渉
 

●無機質なイメージ
○順路は自由
●解説周期待ち有
○解説内容は一定
●混信地域有り
●質問はできない
○周囲には無干渉
 

○無機質だが自由
○順路の変更可能
○解説待ち無し
○解説内容は一定
○難聴性問題無し
●質問はできない
○周囲には無干渉
 
 注)相対的概念でメリット○印、ディメリット●印を表す。上段が博物館、下段が顧客
 
  ■事業会社の営業費等条件設定





 

パンフレット印刷費
事務所備品
営業交通費
消耗品
 

年間100万円固定
年間150万円固定
(契約件数*3回)*3倍*3万円
対売上高3%
 
 
  ■当事業を導入可能な(リース料を回収できる)博物館の最低入館者数




 
 





 

機器導入の想定

機器単価*個数

機器リース料金(3年間)

機器 +ソフト+利益= A

機器リース

A/3年=B

オペ・リース

B+人件費

  最低入館者数

機器リース

オペ・リース

5.5万円*50個
4.0万円*50個
3.0万円*50個
2.0万円*50個
5.5万円*25個
3.0万円*25個
 

275 +225+150 =650
200 +225+150 =575
150 +225+150 =525
100 +225+150 =475
138 +225+150 =513
 75 +225+150 =450
 

 216.7
 191.7
 175.0
 158.3
 171.0
 150.0
 

 616.7
 591.7
 575.0
 558.3
 571.0
 550.0
 

6.2万人
5.5万人
5.0万人
4.5万人
4.9万人
4.3万人
 

17.6万人
16.9万人
16.4万人
16.0万人
16.3万人
15.7万人
 
注)機器リースは機器のみのリース、オペ・リースはオペレーション・リースの略であり係員派遣を含むリースである。オペ・リースの人件費は年間400万円で計算。料金の単位は万円。機器リースのソフト制作225万円+利益150万円は固定。最低入館者数は年間料金/設定レンタル料金/利用率により計算する。レンタル料金及び利用率の設定は以下のように設定した。
 
  ■設定したレンタル料金と利用率の関係




 

100円

200円

300円

400円

500円

600円

700円

800円

900円

35%
 

18%
 

12%
 

 9%
 

 7%
 

 6%
 

 5%
 

 4%
 

 4%
 
 
<参考データ>
 
  ■総博物館数と入館者数の変化





 

 

 博物館数  (伸び)

  入館者数   (伸び)

1957年
1986年
 

 497カ所  −
3920カ所 (7.9倍)
 

  5451万人  −
2億8098万人 (5.2倍)
 
  出所:「博物館研究1988年」日本博物館協会、博物館類似施設を含めた博物館の総数
 
  ■博物館における学芸員による展示品解説の実施状況


 
 

5.3%:「展示解説員を展示室に置いている」
42.3%:予算や人員不足から「様々な入館者に合わせた解説がしにくい」
 
  出所:日本建築学会論文1992年8月、横浜国立大学野村東太教授他 
     1990年全国博物館施設調査(有効回答208館)
 
  ■博物館の学芸員の人数

 
 
 

博物館1館当り専属学芸員2.2人、兼務0.3人、学芸補0.5人
類似施設1館当り専属学芸員0.3人、兼務0.1人、学芸補0.04人
 
  出所:日本建築学会論文1992年8月、横浜国立大学野村東太教授他 
     1990年全国博物館施設調査(有効回答208館)
 
  ■分野別の博物館数と1館当り平均入館者数





 

 


総合

科学

歴史

美術

野外

動物

植物

動植

水族

博物館数
平均入館者数
 

799
163
 

 96
 69
 

 81
155
 

258
 72
 

252
128
 

 11
325
 

 35
814
 

 21
233
 

  7
1236
 

 38
392
 
  出所:文部省「社会教育調査.1990年」、登録博物館と博物館相当施設の合計
     同調査では1990年時点の類似施設2,168館、総数2,967館としている

 

 

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